日向大神宮 天岩戸~西陣 金襴織屋の遺跡見物

こんにちは。
真夏目前にして、連日猛暑になってきた京都西陣より、遺跡情報をお届けいたします。
金襴を織っている岡本織物、金襴情報をお届けしたいと、金襴ブログを始めたのですが、金襴よりも神社仏閣、遺跡史跡、お地蔵さんのほうが割合高くなっています。本職は金襴織屋ですので、良かったら金襴製品もご覧下さい。
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連日、奈良の神社仏閣、史跡、お地蔵さんについて書いていましたが、ちょっと休憩。京都に戻りましょう。
今日は日向大神宮にある天岩戸について。京都府内で神社庁が包括する神社は、1570社もあります。その中の一つ、日向大神宮。
西陣から行くと、地下鉄の東西線の蹴上駅から山科方向(微妙に北に向かって山に入りましょう)にあります。

日向大神宮は、式内社(昨日のブログで説明しましたのでご覧ください)。「京の伊勢」とも呼ばれています。5世紀、第23代顕宗天皇(けんぞうてんのう)の時代に、筑紫の日向(古事記・日本書紀に出てくる地名。「天孫降臨」の段)の高千穂(今でも宮崎県に高千穂はあります)の峰から神蹟を移して創建されたという神社。

「京の伊勢」と呼ばれている通り、こちらをお参りしたら「伊勢神宮に行ったのと同じ」という事で、旅の者は参拝して行ったようです。この神社のすぐそばには東海道に通じる三条通りがあので旅人はここを通ったんですね。私が寄せてもらった時は外宮お屋根葺き替え工事中でしたので神社のレポートは流しましょう。伊勢神宮はまだ未経験なのですが、なんとも、すっきりあっさりした作りの神社で山の木立も合わせて清清しい神社でした。

日向大神宮天岩戸
日向大神宮天岩戸

さて、天岩戸を目指しましょう。↓「ん?大きな岩・・。でもこれは天岩戸ではないけれど岩戸の「戸」なのかしら・・・?」この「日向大神宮影向岩」は神様が降りてこられる神聖な岩とされています。

日向大神宮 日向大神宮影向岩
日向大神宮 日向大神宮影向岩

出てきました。「開運厄除けの神 天岩戸くぐり」。こういうのを見ちゃうと神聖さがちょっと薄れてしまう・・・。

日向大神宮天岩戸
日向大神宮天岩戸

ありました!杉木立の中の大岩にがっちりと穴が開いています。
ここで一つ、天岩戸(あまのいわと)の講釈を。有名な日本神話の一つですね。

天照大神という美しくて賢い神様がいはりましたが(女神です)その弟は暴れん坊でした。名前は建速須佐之男命(たけはやすさのおのみこと=スサノオさんの方が馴染み深い)。この弟の傍若無人な事。それでもアマテラスは弟をかばい、大事にするのですが、弟は全く聞く耳を持たず乱暴狼藉の限り。
しかし、ある事件でアマテラスの堪忍袋の緒も切れてしまいます。
アマテラスが神に奉げる布地を織っていた時に、スサノオが機屋の屋根に穴を開け、皮を剥いだ馬を中に落とします。すでに悪戯としては認められないくらいの尋常じゃない行動ですね。天の服織女の一人は驚きのあまりに死んでしまいます。
その事件でアマテラスは怒りました。怒るといっても「こら~!スサノオ!そこに直れ!」とか直球に怒りをぶつけるのではなく、身を隠してしまいます。なんという女性的な怒り方なのでしょう。

隠れた先が天岩戸という洞窟。そこをしっかり蓋を閉めて開けられないようにします。さあ、困りました。アマテラスが隠れてしまったのでお天道様が出なくなって辺りはまるで夜のように暗くなってしまいました。あたりは冷え、作物は実らなくなり、どこもかしこもカビが生えたり病気も増えて人々どころか八百万の神々も困り果てます。八百万の神々が相談してアマテラスに出てもらおうと、占ったり、力自慢が蓋を開けようとしても開かず、結局は楽しげに宴会を始めたら「あら、外が楽しそうね」とちらりと覗き見た隙を突いて力自慢の天手力雄神が開けたとな。ちなみに天手力雄神をまつった奈良の天手力神社はこのリンク先です。

アマテラスが無事に出たところで、お天道様も輝き始め世界はまた明るくなったとな。

というのが天岩戸のお話です。

日向大神宮天岩戸
日向大神宮天岩戸

神を感じてしまって写真を撮ること叶わずでしたが洞窟は中でちょっと曲がっているのです。その曲がり角には、天の岩戸をこじ開けたという天手力雄神を祀る戸隠神社もありました。

日向大神宮天岩戸
日向大神宮天岩戸

ほんまに・・・ほんまに?何かの採掘の後にしては短すぎますし・・・。

日向大神宮天岩戸
日向大神宮天岩戸

こちらの天岩戸、パワースポットとして親しまれているそうですよ。夏には涼しくて良いと思います。ここは東山のハイキングコースにもなっていて大文字山や遠くを目指せば比叡山のほうまで山道が続きます。軽いところでは岡崎の南禅寺の裏に抜けるコースです。

西陣の西陣織屋で金襴を日々織っています岡本織物、身近に金襴製品を、という思いで「西陣織 正絹金襴印鑑ケース」を作りました。どうぞご覧下さい。

印鑑ケース 全正絹金襴菱花紋様 黄色
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テーブルランナーを飾り台などに掛けていただき生活に輝き☆を

西陣金襴正絹 羽重紋様テーブルランナー
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素敵な香りと本金のきらめきを胸元や袂、ポケットに潜ませてと言う思いで作りました。匂い袋でございます。

金襴織屋の匂い袋の包装
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今日の織屋の賄いは、牛肉の野菜焼き。その他諸々でございました。納豆を出して混ぜ混ぜするのに手間取ります。ああ、粒が落ちた~など。

牛肉の野菜焼き。その他諸々
牛肉の野菜焼き。その他諸々

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