寺町通竹屋町上る 霊麀山 革堂 行願寺~西陣の金襴織屋のお寺見物

3月になりました。
3月2日でございます。明日はお雛様ですね。

京都の織屋、岡本織物でございます。
私の住んでいます京都市内というのは狭いので歩いたり自転車ですぐに街中へ行けます。先日も丸太町通り一本下の竹屋町通りを歩いて寺町通りまで出てみました。
そこにありますのは革堂 行願寺さん。住所は中京区寺町通竹屋町上ル行願寺門前町17。
昔は弊社の町内にあったお寺なのですが、太閤秀吉の都市計画で天正18年(1590年)に御所の東側の寺町荒神口に移転させられました。それから更に下りますこと宝永5年(1708年)に大火事で燃えてしまい、荒神口からちょっと南に下がったこの地にお引越しをしはりました。

寺町通竹屋町上る 霊麀山 革堂 行願寺
寺町通竹屋町上る 霊麀山 革堂 行願寺

竹屋町の東どん突きにお寺の門が構えます。

寺町通竹屋町上る 霊麀山 革堂 行願寺
寺町通竹屋町上る 霊麀山 革堂 行願寺

いわれが色々と書いてありますね。

行円は仏門に入る前は狩猟を業としていたが、ある時、山で身ごもった雌鹿を射たところ、その腹から子鹿の誕生するのを見、殺生の非を悟って仏門に入ったという。行円はその鹿の皮を常に身につけていたことから、皮聖、皮聖人などと呼ばれ、寺の名も革堂と呼ばれた。

という事です。今は天台宗の寺院ですが、当時から天台宗なのかしら。

寺町通竹屋町上る 霊麀山 革堂 行願寺
寺町通竹屋町上る 霊麀山 革堂 行願寺

西国三十三所第十九番として巡礼の方も多く巡る寺院として今も栄えてはります。

寺町通竹屋町上る 霊麀山 革堂 行願寺
寺町通竹屋町上る 霊麀山 革堂 行願寺

立派な灯篭があります。

寺町通竹屋町上る 霊麀山 革堂 行願寺
寺町通竹屋町上る 霊麀山 革堂 行願寺

「本堂」は京都市の有形文化財に指定されています。革堂観音となっていますが「本堂」に安置されている本尊「千手観音像」は秘仏であり行円上人の作と伝えられてます。年に一度の御開帳があるそうです。しかし、何度も火事にあってそうですし、大変な歴史を持ってはるのに開祖の行円上人の作らはった観音像が残っていたとしたらほんまにすごい事ですね。

寺町通竹屋町上る 霊麀山 革堂 行願寺
寺町通竹屋町上る 霊麀山 革堂 行願寺

こちらの祠に天道大日如来さんと延命地蔵菩薩さんが祀られてはりました。

寺町通竹屋町上る 霊麀山 革堂 行願寺
寺町通竹屋町上る 霊麀山 革堂 行願寺
寺町通竹屋町上る 霊麀山 革堂 行願寺
寺町通竹屋町上る 霊麀山 革堂 行願寺

中にはお地蔵さんが三体いはります。

寺町通竹屋町上る 霊麀山 革堂 行願寺
寺町通竹屋町上る 霊麀山 革堂 行願寺

ほんまはですね、本堂の中の写真を是非、撮りたかった・・・。綺麗な立派な金襴がかかっておりましてん。撮影禁止で残念でした。昼間は本堂のお参りもいつでも可能なようですのでどうぞ、中をお参りさせてもろうて金襴地もちらりとご覧になられてください。

京都市内には、道のいたるところにお地蔵さんがいはります。ここら辺のような古い道には沢山いはります。そのようなお地蔵さんを可能な限り訪ね歩き、私のブログにまとめてあります。

どうぞ、ご覧になってみてください。

神社仏閣がテーマ→https://okamotoorimono.com/category/templeshrine/
道々のお地蔵さんがテーマ→https://okamotoorimono.com/category/jizo/

さてさて、ここで広告を。博多リバレイン2階の福岡デザイナーズショップ「D12(ディーワンツー)」にある「watashi no ohako」(Divalize)様(tel:092-282-1300)に我が社のテーブルランナーを置いて頂いています。

西陣金襴正絹 羽重紋様テーブルランナー
西陣金襴 羽重紋様テーブルランナー

お近くの方、御覧になっていただけたら嬉しいです。

我が社で匂い袋も売っています。大事な方への贈り物にぴったりだと思います。正絹と本金箔の織り込まれた小さな宝物をどうぞ☆包装を一新しました。

匂い袋~紺地 菱つなぎ紋様
匂い袋~紺地 菱つなぎ紋様

どうぞお気軽にお問い合わせ下さい。

今日の織屋の賄いは、クリームコロッケとゆでブロッコリーでした。土曜日のすじ肉の残りをスープとして☆

クリームコロッケとゆでブロッコリー
クリームコロッケとゆでブロッコリー

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