西陣 岡本のブログ

真宗大谷派 難波別院 ~西陣織屋のお寺見物

難波別院ぶっとんくん

こんにちは。西陣織屋の岡本織物です。
日に日に秋らしくなっていいきますね。紅葉が綺麗になってきました。

今日は京都を出て大阪!

御堂筋と言う巨大な道が大阪にあります。南行き一方通行6車線。
すごい!広い!
両端には防火の為のイチョウの木が植わり、歩道も広くて、歩くと気持ちの良い道なんです。

そんな御堂筋には大きなお寺があります。
真宗大谷派の難波別院です

御堂筋 難波別院

御堂筋 難波別院

真宗大谷派難波別院(しんしゅうおおたにはなんばべついん)は、大阪市中央区にある真宗大谷派の寺院です。

本尊は阿弥陀如来。
先日、如来様のお勉強をしました。如来様は「悟り完了」の状態であらはります。
如来様について—http://okamotoorimono.com/kinransagashi/dainichinyorai/
通称は、「南御堂」(みなみみどう)。

大阪市内の中心を南北に走る御堂筋の名は、「南御堂」と「北御堂」(浄土真宗本願寺派の本願寺津村別院)とを繋ぐ道であることに由来します。

さあさあ、中に入ってみましょう。

この日は暑い日でした。
外は青空のかんかん照り。
中は程よく冷房が効いてひんやりしています。
そして拝みに来る信者のために椅子が沢山おいてあります。
「拝みに来てはる熱心な信者達・・・」あら、信者達、皆一様にスーツやらOL制服やらでうつむいてうなずいています。
ここは涼しいし、よく考えたら私の行った時間は昼休みタイムだし、お昼を食べた後のひんやり憩いの場所となっていました。
いいですね。如来様に守られてお昼のリフレッシュタイム!

そのようなゆったりとした時間の中、私一人、船場で買い込んだ沢山の荷物を抱えて金襴を探しておりました。
「この眠っている人たちの中、デジカメのカシャッと言う音が妨げになるのではないか・・・」とびくびくしつつガシガシ移動しながらシャッター音を響かせます。
ごめんなさい!阿弥陀様!立ってはるけれどこちらが阿弥陀如来様だと思うのですが・・・。

御堂筋 難波別院

御堂筋 難波別院

金箔貼りです。

そして、びっくり!!
金襴あらへんやん!(と書きつつ金襴は表装部分にありました。)
なんでや!確かに金襴は布やさかい、折り畳みが出来るからうちらの打敷のような高級品は普段は桐の箱に入ってしまわれていはるんですが、それでも、あなた。普段使いの金襴かてありまっしゃろ~~。普段使いの金襴掛けてあげて~な~。
と心で叫んでしまう私・・・。

形骸化してしまった宗教を民衆の心に引き戻すにはまず形から!!なんて金襴屋の勝手な心情を吐きつつ、見物させていただきます。

ありがとうございます!

お邪魔します!

 

それにしてもやはり「金」というのは美しいですね。
上の画像の「鈍い光」をご覧下さい。
とても上品にぴか~~っと光っています。
壁だけではありません。柱も。
床も漆かもしれません。

下品な物のたとえとして「豊臣秀吉の金の茶室」等が出てきますが、私はそういう風には思いません。
たぶんとても美しかったと思います。
電気の無い時代、昼間でも室内は暗かったことでしょう。(実際日本建築の我が家は暗い)
そこへ総金箔貼りの部屋。
にじり口から入って正面を見たとたん、鈍い光が満ちてるんです。
障子を通して薄い光が入り、床の間には鈍い光を受けて侘び助なんかが活けてある。

ああ、勝手に想像の世界に入り込んでしまいました。
あくまでも想像です。
でも私も見たかったなあ。折りたたみ持ち運び可能な太閤さんの金の茶室。

舞妓さんもこういうところだったら映えると思います。
ほんまは電灯の下、呼んではダメなんですよ。白塗りが白すぎるんです。

このような鈍い光の中、白塗り、鉄漿の女性が映えるんじゃないかな。

 

難波別院

難波別院

上の欄間も美しい。

難波別院左

難波別院左

難波別院左襖

難波別院左襖

 

難波別院左から見る

難波別院左から見る

難波別院の開基は教如上人です。
今から400年以上前の安土桃山時代、1595年に本願寺の12代教如上人が大阪は渡辺(今でも渡辺橋という京阪の駅があります)に「大谷本願寺」を建立しました。
2年後に太閤秀吉による大阪城の拡張と城下の改革で難波へと移転。
その後関が原で勝った徳川家康により京都に土地が寄進されて京都に移転して東本願寺が出来ます。
大阪の東、京都に「東本願寺」難波に「難波御堂」となります。

難波別院右襖

難波別院右襖

難波別院右床の間

難波別院右床の間

 

 

難波別院右

難波別院右

襖絵も美しいし、調度品もよく手入れされてて、何もかもがピカピカです。

宗教ってすごいですね。

御堂筋 難波別院パイプオルガン

御堂筋 難波別院パイプオルガン

パイプオルガン!巨大な笙?
お坊さんが演奏しはるのかしら。

お坊さんって法要で雅楽も演奏する時もありますよね。
パイプオルガンの賛美歌のように、読経でもあうかも!
お経ってすごいバイブレーションを持ってるんです。
特に大勢で読経しているのを聞いていたら、魂の底から揺り動かされると言うか、謡にも似ています。

このオルガンにものすごい興味津々。
稼動している所を見てみたいです。

難波別院横

難波別院横

かなり脇役のはずの横の方の壁紙も凝っています。

綺麗だなあ。こんなん家に貼ったら落ち着かないだろうけれど、大伽藍は懐深いなあ。

 

いいお寺でした。
綺麗。そして「万人ウェルカム」なのがいいですね。
これからも疲れたサラリーマンの憩いの場になってください。

と思いつつ少々本堂の外を見て歩きましょう。

 

昨今、どこでもかしこでも「ゆるきゃら」流行ですが・・・。

「ぶっとんくん」なぜに豚・・・?そんなにゆるくもないですか。

釈迦に角刺したキャラクターよりはいいです。

私、あのキャラはダメだと思うんです・・・。

難波別院ぶっとんくん

難波別院ぶっとんくん

「仏恩報謝(ぶっとんほうしゃ)」という言葉がキーワード。

浄土真宗の宗祖であるとされている親鸞聖人の宗教的体験が3つあるそうです。
1:「信心正因」という「信心が根本」。
2:「正定聚(しょうじょうじゅ)」阿弥陀如来より回向された信心を受容すれば浄土に往生でき、悟りを開いて仏になれることが決まる。
3:「仏恩報謝」報謝の念仏・・・とてもこのブログ上なんかでは書けません。奥の深いこと深いこと。私の生きてきた約40年かけても語れません。

そんな奥の深い「仏恩報謝」が、、、このキャラ。

だれやっ!「ぶっとん」と「ぶた」をかけたお人は!
あかんやろ。
釈迦に角刺すよりはましな気がするけれど・・・。

難波別院ぶっとんくん

難波別院ぶっとんくん

ぶっとん君、ツイッターでつぶやき中です☆

@minamimido

なになに・・・
「ブットンくんです。9歳のおぼうさんです!すきな食べ物は白いごはん!…苦手な食べ物はとんかつです。真宗大谷派大阪教区の御遠忌キャラクター(公式)です。南御堂・難波別院に住んでいます!2010年ゆるキャラまつりin彦根で7位に輝きました!→本人より。『「ほぼ」毎日、つぶやきます。おへんじくれるとうれしいな。よろしくね』大阪市中央区 · http://minamimido.jp/」

 

浄土真宗の最大なる他の宗派との違いは「僧侶に肉食妻帯が許される、無戒であるという点」ですから。
江戸時代でそうなら今の時代、更に無戒は進むことでしょう。

 

あ、でも南御堂の「盆踊り」は境内すべて踊り場と夜店で、着替え場所も手荷物預かり所もあるという盆踊り好きにはすばらしい条件の盆踊り!こんな情報もツイッターならではですね。

フォローしました!

 

浄土真宗の宗祖、親鸞聖人の弟子、蓮如上人は「大阪」という地名の名付け親です。
82歳の時に現在の大阪城の場所に「大阪坊舎」を建立しはりました。
その後京都の「山科本願寺」が六角氏&法華宗徒に焼き討ちされ壊されます。
大阪坊舎が本寺と改められて大阪本願寺(石山本願寺)となります。それ以来大阪本願寺を中心に寺内町が整備されて大阪の町は発展します。

心のよりどころの周りに人が集まるのでしょうか。
人の集まる所によりどころが形成されるのでしょうか。

しかし戦国時代、織田信長と本願寺&真宗門徒の間で11年にも及ぶ石山合戦が起こりました。
なんとか和睦、本願寺は和歌山に退去します。

その後、信長が明智に打たれ、秀吉が石山本願寺の跡地に大阪城を築城。
天満にあった本願寺は秀志から京都堀川に土地を寄進されて「西本願寺」が出来ます。

本願寺が紆余曲折、時代に引き裂かれたりしている時に「教如上人」は積極的に「お念仏」の教えを各地に広め大阪、渡辺に大谷本願寺を建立。
その後、難波に移り、更に大きな寺に生まれ変わり「難波別院」完成しました。

御堂筋と言う通り名の由来は「難波別院(南御堂)と津村別院(北御堂、西本願寺の別院)を結ぶ参道「御堂筋」なのです。

美しい伽藍だったそうです。

しかし!大阪に来たら避けては通れない、「第一次大阪空襲」でアメリカ軍に焼かれてしまいます。
沢山の宝が焼かれましたが、ご本尊の阿弥陀如来像と宗祖親鸞聖人の御影だけは、決死の職員が守り通したそうで、今でも本堂に安置されています。

松尾芭蕉の終焉の地としても知られ、芭蕉翁の辞世の句の一つ「旅に病でゆめは枯野をかけまはる」の碑もあるそうです。・・・見逃しました・・・。
御堂筋はわりと行くので今度見てこよう♡

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