こんにちは。
岡本織物です。京都は西陣で金襴と言う織物を毎日織っています。
主に、神社仏閣に関するものを織っていますが、金襴地を毎日見ていても自分達の金襴地がが製品になって使われている所をあまり見たことがありません。
いったい金襴はどのようなところで使われているのか?という疑問を抱いて、金襴を探してさまよっています。京都に沢山あるお地蔵さんにはおべべやミニ戸帳として使われています。そしてもちろんお寺には沢山あるはず(しかし金襴はお寺の宝物の為、法要など重要な時にしか使われてない事が多い・・・)普段着の金襴で結構。色々と探してみましょう。この際、法衣店を覗くのは自分ルールに反する、と言うことで。
というテーマでブログを書いていることが多いです。
神社仏閣がテーマ→https://okamotoorimono.com/category/templeshrine/
道々のお地蔵さんがテーマ→https://okamotoorimono.com/category/jizo/
西陣織金襴を使ったかばん→https://okamotoorimono.com/category/bag/
西陣織、金襴を使った小物→https://okamotoorimono.com/category/hatorlittle/
最近では金襴がかかっていなくても神社仏閣&お地蔵さんが大変面白いのでブログで紹介させていただいています。金襴のご紹介もご覧下さい☆
今日は下京区の間之町通下珠数屋町上ルという京都のものでないとお経のように見えてしまう場所にあるお地蔵さんです。まず、通名の説明から。
間之町通(あいのまちどおり)と読みます。北から南に走る通です。丸太町を北に京都駅のちょいと北側七条通りの下位まで。この際の「下」とは「南方面」ということです。太閤秀吉の天正の地割で新しく作られた通です。ほんまに太閤さんは土建が好きです。「高倉通」と「東洞院通」の間に作られた通と言うことで、「間之町通」という名前になりました。そのまんまです。その頃からずっと間之町通で来ています。
下珠数屋町通(しもじゅずやちょうどおり)は東西の通です。七条通の一本北側。渉成園という東本願寺の飛び地境内の南側。短い道です。渉成園さんは国の名勝に指定されている立派なところです。拝観可能。
そのようなところにいはったお地蔵さんです。
ちなみにお地蔵さんの後ろに見える濃い緑の場所が渉成園さんです。
中を覗いてみますと、「クリボー」?昔の灯篭?ベレー帽をかぶったお地蔵さん?不思議な形です。
そして何故か針金で巻かれています。一帯何があったのでしょうか。夜な夜な歩き出すとか伝説があるのでしょうか。
ツイッターにて
とつぶやいていたら親切なお方が考えてくれはりました。
阪神大震災で京都も揺れましたので、今後の地震が起きた時、お地蔵様が崩れた場合、粉砕しないよう防止した苦肉の策では?と感じました。真相はどうなんでしょうね。
ありがとうございます。なるほどですね。確かに地震が来たら倒れてしまいそうです。
岡本織物、ツイッターもつぶやいておりますのでよろしゅうおねがいいたします。
お地蔵さんの定紋も変わっています。「朝顔紋」。可愛い。お花の家紋とか素敵です。あ、うちもお花でした。岡本織物は「橘」です。
こちらのお地蔵さん、台座は大正13年、祠が昭和20年8月(ものすごい激震の時に・・・)そして平成9年に台座と祠と書いてあります。修繕かしら。そしてこちらの町内?とにかく「朝顔会」という方々がお地蔵さんのお守りをしてはるらしいですね。それで、「朝顔紋」なんですね。粋やわ~。
お地蔵さんを見ていると背景に色々なことがあるんだなと思います。背景を想像しつつ、お参りさせてもろてます。ありがとうございます。
さてさて、お知らせ☆
博多リバレイン2階の福岡デザイナーズショップ「D12(ディーワンツー)」にある「watashi no ohako」(Divalize)様(tel:092-282-1300)に我が社のテーブルランナーを置いて頂いています。
北九州の方、御覧になっていただけたら嬉しいです。
iichi様で販売されてはります。http://www.iichi.com/listing/item/272240?ref=itm_othr-itm-img
どうぞ、ご覧ください。完全手作りなのでリクエストいただければ、イヤリングも可能だそうです。
受注生産です。「はなうちさくら」様、我が社の金襴を素敵な作品に昇華して頂き、どうもありがとうございます。
我が社で匂い袋も売っています。大事な方への贈り物にぴったりだと思います。正絹と本金箔の織り込まれた小さな宝物をどうぞ☆
ご用命の際は是非、ご連絡ください。お待ちしております。