日経プラス10 | BSテレ東 – テレビ東京に出演しました

こんにちは。

西陣の金襴織屋、西陣岡本です。

5月3日10時から放送のBSテレ東、「日経プラス10」の特集番組に出演しました。

特集された取り組みは、弊社の絹織物でFirenzeの TIE YOUR TIE とのネクタイ、D’être のジレと3ブランド協業の取組が放送されました。

枯渇していく西陣織の道具をどのようにしていくか、という問題に対しても「中村亨氏」をご紹介をし、「西陣の道具を3Dプリンターで再現する」という取り組みも放送いただき、西陣織会館でのきものショーなども取材頂きました。

https://txbiz.tv-tokyo.co.jp/plus10/vod/post_176580/?fbclid=IwAR0X601YRBWNdKZVQ3iCLI9kJ3H3xzIel6nuNCAT7JdYK4nAP2HRZYStPDM

上記のURLにて日経プラス10の記録動画をご覧になられます。

京都の西陣織の出荷額の推移を表すグラフを見ると日本を訪れる外国人観光客が日本の文化などに注目している中でも年々右肩下がりの状況。
こうした状況を打開しようと新しい動きが出始めている。
京都市内にある西陣織の伝統を紹介する西陣織会館は観光客の人気のスポットとなっている。
カナダからの旅行客は「着物ショーでは大きなベルト(帯)など日本の文化が感じられとってもクール」と話す。
創業100年を超える岡本織物では職人3人が手作業で西陣織を織っていてこれまでの常識にとらわれないユニークなデザインの西陣織を作製している。
岡本織物・岡本絵麻・専務取締役デザイナーは「西陣織の伝統的な柄はお寺など用途が決まっている。でもその技術を使って面白い物が織れるのではないかと思った」と話す。
西陣織業界では人材難が深刻で織物製造関連の職人も高齢化し供給が滞っているという。
そこで新たな試みを行っている工房で3Dプリンターを使い西陣織を織るときに欠かせない部品を作製している様子を取材。
西陣織職人・中村了は「デザイナーやソフトウェア開発者に会う機会があり『何も知らない西陣織職人だが織機部品を作る人がいない』といったらそれは面白いという話になった」と話す。
一方東京・銀座の大手百貨店の店内の紳士服売り場に西陣織のデザイナー岡本絵麻の姿があった。
百貨店とコラボした期間限定のイベントで「タイユアタイ×岡本織物・セッテピエゲ(7つ折り)ネクタイ」などをアピールしていた。
三越伊勢丹銀座紳士営業部バイヤー・田中慎吾は「モノづくりの背景や品質は間違いない。それだけでは顧客に対する訴求力が足りない。今らしさや現代らしさ時代に合った気分を反映させることで価値の掛け合わせにつながる」と説明。

まずは出荷額のグラフから始まりました。

日経プラス10 2019/5/3放送
日経プラス10 2019/5/3放送

西陣織会館もご見学。カナダからの男性は「大きなベルト」について興味深く思われたようです。きものショーはとても素敵です。一日6回されていますのでどうぞ御覧ください。

西陣織は既存の需要に依存しすぎという問題提起もされました。

日経プラス10 2019/5/3放送
日経プラス10 2019/5/3放送

弊社での取材。私は弊社の美しい技術を使って新しい面白い物を織る事が可能だと日々考えています。

中村亨氏の工房にて。彼はとても器用な方で、私とは違う視点で西陣織について考えて進んでおられます。

TIE YOUR TIEとのコラボレーションネクタイをご購入のご家族様のご意見。西陣織は着物のイメージ。ネクタイになっているのが新しい。西陣にはネクタイメーカーが沢山織られるのですが、お客様のご意見として肝に銘じなければいけないな、と弊社でも考えています。日本の中で「西陣」は全く認知されていないと考えたほうがいいというのが最近私は思っています。左の三越伊勢丹のバイヤー、田中氏は何段階か先を見据えることの出来る方で私も非常に勉強させていただいています。

こちらはD’être とのジレ。

日経プラス10 2019/5/3放送
日経プラス10 2019/5/3放送

D’êtreの主催者、佐々木氏が以下のように書いてくださいました。

日本の伝統文化を、現代に寄り添ったアイテムと掛け合わせる事で西陣織の物作り背景や品質の良さを伝えるプロジェクト。
ジレでその一役を担えられれば幸いです。

TIE YOUR TIEのネクタイは継続して銀座三越5階紳士で販売中。

D’êtreとのジレは、D’êtreにて受注可能です。

皆様に是非お手に取っていただきたい。お勧めできる素晴らしい品です。

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