小正月も開けてしまった1月16日。
「禁酒の日」。1920年1月16日にアメリカにおいて悪名高い禁酒法が施行されたからだそうです。何故禁酒法等と言う法律が出来たのでしょうか。自由の国、アメリカは結構保守的です。もともとピューリタン(清教徒)の影響の大きな国です。「清教徒」と言えば漢字の通り「清いキリスト教徒」の事。男達が酒に浸ってしまうのを心配した女性達からも「禁酒」のムーブメントが沸き起こり、そして、第一次世界大戦に突入した事によりアルコールを作る原料の穀物不足を予防すると言うことも重なりアメリカの各州で法律化され、最終的にはアメリカ全土で施行されました。
酒を飲まなくなったら健康的になる、という思いは泡と消えてしまって、酒を巡る犯罪が増えてしまったんですね・・・。
禁酒法を背景にしたマフィアが主役の映画がたくさんあります。
かっこよいですが、暗い話ばかりです。お酒は美味しいですがお酒でぼろもうけしようと思うと暗くなるんだろうなあ。
京都の金襴織屋、岡本織物は今日もこつこつと地道に良いものを作っていくための適正価格で金襴をご提供できるようにがんばります。
さて、金襴地を探して主に京都をうろうろしていますが今日は大阪 土佐堀を探検。金襴を探していたのにまたもや空振りです。土佐堀三丁目のお地蔵さんでございます。
土佐堀通というのは・・・土佐堀川とほぼ平行に走る道です。大阪は水の都ですから運河が湿地帯や遠浅を埋め立てた名残で運河が沢山ありました(今ではだいぶと暗渠になったり消えたりしているようです。)しかし、この土佐堀川は運河ではありません。淀川の別名というか、昔は淀川だったんだけど今は違うという不思議な川。
ややこしいですよ。
淀川が長柄東の辺りで小さめに分岐して南に流れます。そして大阪城の北側で寝屋川と合流。天神橋の辺りで土佐堀川と堂島川に分かれてまたみなと通で合流して安治川になります。安治川は安治川のまま天保山まで流れて海へと。ふう~。これだけ名前が変るとややこしいですね。
とにかく土佐堀通はそんな一瞬だけの土佐堀川の側を通る道。
今日のお地蔵さんは土佐堀川と堂島川がもう少しで合流しそうな阪神高速3号神戸線の近く。静かな昔は倉庫街だったと思われるところにいはりました。
簡単ですが祠の上にちゃんと屋根があります。この気遣いだけでだいぶと祠の持ちが違いますよね。
何故、こんなにお座布団がかしいでいるのか?何かがこの座布団の下にあるのでしょうか。う~ん。タイプ的には京都のお地蔵さんと大差ありません。
大阪は京都と比べるとお地蔵さんは圧倒的に少ないですが、たまに見かけて喜んでいます。
南無南無南無。