Beyond Craft Japan「FRAME」主催のパーティで 西陣織金襴の西陣岡本

中国上海訪問記 No.3 西陣織とともに迎えた「デザイン上海」2日目

中国・上海で開催された国際デザインイベント「デザイン上海(Design Shanghai)」。Beyond Craft Japanとして出展した私たちにとって、2日目は「反応が波のように押し寄せる日」でした。
西陣岡本(岡本織物株式会社)は、西陣織金襴を軸に「伝統を現代の場へ連れていく」提案を携えて、会場に立ちました。

※「西陣」および「西陣織」は西陣織工業組合の登録商標です。

西陣織とともに迎えた展示会2日目

西陣織の魅力が中国へ。熱気あふれる展示会場

中国上海|デザイン上海2日目の会場風景(Beyond Craft Japan/西陣岡本)

展示会2日目。朝10時の開場と同時に、西陣織や伝統工芸を目当てに、前日にも増して多くの来場者がブースを訪れてくれました。
細やかな織りの技術、紋様の設計、そして「現代の使い方」への提案を、じっと見入る人々。
視線の温度が上がるほどに、西陣織が持つ静かな力強さが、確かに伝わっていくのを感じました。

会場の空気は熱気に満ち、リアクションも次々と生まれます。
布地は、言語の壁を越えた瞬間に、いきなり“共通言語”になる。2日目はまさにその連続でした。

SNSでつながる|中国のデジタル文化を実感

WeChatや小紅書(RED)で広がる「西陣織」への関心

特に印象的だったのは、WeChat小紅書(RED / REDnote)でのアカウント交換の多さ。
中国では名刺交換は「ほとんどしない」と言っていいほどで、会話の流れでそのままQRコードを出し合い、繋がっていきます。

来場者が写真や動画を撮り、感想を共有し、アカウントを交換する。
リアルとオンラインが同時に進行する中国独自の交流スタイルの中で、「伝統の再発見」がリアルな温度で起きている瞬間を何度も目撃しました。

以下は当社の小紅書(RED)アカウントです。ぜひフォローしてください。
中国の熱気の勢いを、いっしょに体感しましょう。

西陣岡本 小紅書(RED)アカウント
小紅書(RED)|Please follow us!

取材の嵐:メディアとインフルエンサーたちからの注目

午前中から次々と、メディアの方々やインフルエンサーが訪れ、作品への思いや制作背景を丁寧に言葉にして伝える時間が続きました。
「なぜ西陣織は続いてきたのか」「現代の暮らしにどう取り入れられるのか」
質問に答えるたびに、自分の中の考えが整理されていきます。

文化が違う国の人に、どう伝えたら“分かる”ではなく“腑に落ちる”のか。
言葉を選ぶほどに、私は少しだけ文化の橋渡しの役割を担えている気がしました。

こちらは、Beyond Craft Japanを取材してくれたインフルエンサー「是Judy呀」さんの小紅書(RED)です。

前两天我去了趟「设计上海」,在日本馆里发现了非常多源自中国的非遗技艺:螺钿工艺、金箔工艺、造纸技艺……为什么日本匠人的技艺传承能做这么好?不仅能商品化,还能品牌化?这期节目就是和他们深度交流后的感悟。

「数日前、『デザイン上海』を訪れ、日本館で非常に多くの中国発祥の無形文化遺産の技術に出会いました。たとえば、螺鈿(らでん)技法、金箔技術、紙すき技術……。なぜ日本の職人たちは、これらの技術をこれほどまでに上手く継承し、さらに商品化やブランド化まで実現できているのでしょうか?今回の番組では、彼らとの深い対話を通して得た気づきや感想をお届けします。」

是Judy呀|小紅書(RED)

「FRAME」主催の特別な夜

展示会終了後は上海市内の中心部へ移動し、国際的な空間デザイン誌『FRAME』主催のパーティーに出席しました。
開催場所は、アンティーク家具店を改装した趣ある会場。中国の骨董を中心に、日本の工芸も飾られていて、とても嬉しい空間でした。

年も、生まれた場所も違う工芸同士が、同じ部屋の中で“デザインの対話”をしているようでした。

FRAME主催のパーティ会場(上海)
FRAME主催パーティ(記念写真)
「FRAME」主催のパーティで

そして、私たちが履いている不織布の簡易スリッパ。
これは中国ではよくある光景で、土足文化の中国では、建物に入るときに靴の上からこの簡易スリッパを履くことが多いそうです。
これ、日本でも便利だと思いました。
当社の場合は畳ですが、海外のお客様が靴を脱がずに上がられることもあるので、用意しておけば双方ストレスが減りそうです。

言葉を超えてデザインが共通言語になる瞬間

会場では、英語・中国語・日本語が交差しながら、参加者同士が自然と交流を深めていきます。
作品の話から文化背景、これからの展望まで、さまざまな対話が生まれました。
国境を越えて共感できる“ものづくり”の魅力を、あらためて実感した夜です。

FRAME主催パーティ(交流の様子)
「FRAME」主催のパーティで

一日の終わりに、振り返りを

夜遅く、展示メンバーでホテルへ戻り、軽く食事をとってからそれぞれの部屋へ。
濃密だった一日を思い返しながら、今日出会った人々と交わした言葉、交わした笑顔に心から感謝し、私が携わってきた西陣織がつないでくれたひとときに、感謝する気持ちで眠りにつきました。

次回は、デザイン上海3日目のレポートです。

今回の上海訪問記一覧はこちらから


西陣岡本の関連リンク

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