西陣織 金襴 正絹 KaroKaro 正絹菱繋ぎ 草履

KaroKaroさん 西陣織 正絹 金襴 菱繋ぎを鼻緒に使用した草履

こんにちは。
成人の日を日本国民の消費を推奨する為に移動することで作り出された連休も明けてしまいました。
私自身は成人式には出席しなかったのですが、今年の新成人さんたちは自分の成人を寿ぐことが出来たでしょうか。
私はやっと最近になって精神的に成人したような気がします。人に成るって難しいですね。

今日の織屋のブログはインド&日本で活躍なされているKaroKaro様に仕立てていただいたお草履について。ついにお正月に履いてみました。浅草の職人さんのお仕事で、とても履きやすいのです。

KaroKaro 正絹菱繋ぎ 草履
KaroKaro 正絹菱繋ぎ 草履

フェイスブックのKaroKaroさんのページにてご紹介いただいています。KaroKaro様のサイトには素敵なお草履や下駄が沢山あります。どうぞ御覧下さい。

KaroKaro 正絹菱繋ぎ 草履
KaroKaro 正絹菱繋ぎ 草履
KaroKaro 正絹菱繋ぎ 草履
KaroKaro 正絹菱繋ぎ 草履

金糸がキラッ☆と光り、中々素敵です。興味のおありの方はKaroKaro様までどうぞ。
我が社の生地じゃなくても、ご自分のお好みの生地で仕立てていただけます。草履表やヒールの高さも選べます。私は背が高いので低めに作っていただきました。

こちらの布は「全正絹 西陣織 金襴菱繋ぎ紋様」として反物で売ることも可能です。

全正絹 西陣金襴 菱繋ぎ紋様
全正絹 西陣金襴 菱繋ぎ紋様

谷崎潤一郎は『陰翳礼賛』の中で、仏閣の金襖、金屏風、または僧侶の纏う金襴の袈裟を例に挙げ「その照り返しは、夕暮れの地平線のように、あたりの闇へ実に弱々しい金色の明りを投げているのであるが、私は黄金と云うものがあれほど沈痛な美しさを見せる時はないと思う。(~中略~)それと云うのも、蒔絵の場合と同じように、派手な織り模様の大部分を闇が隠してしまい、ただ金銀の糸がときどき少しずつ光るようになるからである」と著わしています。

谷崎翁の云うように金襴の美しさは、「ときどき少しずつ光る」というところにあります。
金襴がその美しさを発揮する空間、パーティー等の席でどうぞ御使いください。

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