こんにちは。岡本織物です。
我が社は金襴織屋なのですが、金襴は一体どういうところに使われているのか?という興味からお寺やお坊さんを探しています。金襴はお寺の宝物になるものなので普段は中々使われていません。ああ、金襴織屋の紺屋の白袴です。うちの社内以外で金襴を見ることは適わないのだろうか・・・。しかし、社内には仕立てられた金襴製品はあんまり無いのです。布の状態ばかり。仕立てられたものを見たい!
そうだ!お地蔵さんのおべべとして金襴が使われている事があるじゃないか!
ということで私のお地蔵さんウォッチングが始まりました。
始めてみますとお地蔵さんの個性豊かな事。
京都市内には、道のいたるところにお地蔵さんがいはります。町内町内で可愛がられているお地蔵さんがたくさんいはるのです。素晴らしい事ですね。
そのようなお地蔵さんを可能な限り訪ね歩き、私のブログにまとめてあります。
神社仏閣がテーマ→https://okamotoorimono.com/category/templeshrine/
道々のお地蔵さんがテーマ→https://okamotoorimono.com/category/jizo/
今日の京都のお地蔵さんは三条通北裏白川筋東入ル。しかし、裏白川筋ってややこしい名ですねえ。三条通北というのは三条通の一本北。裏白川筋というのは「白川という鴨川支流の一級河川」がとても風情ある感じに流れているのですが、その川沿いの道を白川筋といいます。その白川筋の裏ということなんじゃないかと思います。
この川が白川でございます。岡崎の疎水から分岐して祇園なども通り鴨川に合流します。この川には一本橋が架かっている場所があったりアヒルが飼われていたり(10年以上前の記憶なので今はどうかしら?)とても面白い川なのでゆっくり散歩されても面白いです。
いい感じの住所表記ですね。そのような場所に骨太な祠を発見しました。
このサイズなのにこの瓦!目が釘付けです。超卍です。
ちゃんとお水もお供えされています。
また、お地蔵さんが素朴でかわいらしいです。
おべべには御近隣のかたがたの願いが刻み込まれているようです。
紅殻格子が京都らしおすな。風情のある町です。
住んではる方々は維持が大変だと思いますが日本人として落ち着きます。私は町家には住んでいませんが、少しでもこのような風景が残れば素敵だなと思います。住んでいる人が快適に、町家を残していける工夫が大事ですね。