こんにちは。
我が社は金襴織屋なのですが、金襴は一体どういうところに使われているのか?という興味からお寺やお坊さんを探してきたのですが、金襴はお寺の宝物になるものなので普段着では中々使われていません。ああ、金襴織屋の紺屋の白袴か。うちの社内以外で金襴を見ることは適わないのだろうか・・・。
そうだ!お地蔵さんのおべべとして金襴が使われている事があるじゃないか!
ということで私のお地蔵さんウォッチングが始まりました。
始めてみますとお地蔵さんの個性豊かな事。
京都市内には、道のいたるところにお地蔵さんがいはります。町内町内で可愛がられているお地蔵さんがたくさんいはるのです。素晴らしい事ですね。
そのようなお地蔵さんを可能な限り訪ね歩き、私のブログにまとめてあります。
よろしかったらご覧ください。https://okamotoorimono.com/category/jizo/
今日は上京区にある「室町小学校」という小学校の西側にいはったお地蔵さん。
「室町」という歴史上有名な名前がついています。
室町時代とは足利尊氏が1336年に建武式目を制定し、1338年に征夷大将軍なってから15代将軍義昭が1573年に京都から追放されるまでの237年間の事です。意外と長いですね。
足利義満が京都北小路室町に「花の御所」を造営して以降、歴代将軍を室町殿(むろまちどの)と呼んだ事から「室町時代」「室町幕府」と呼ばれています。
しかし、「花の御所」って気になりますね。美しい邸宅だったんでしょうね。場所は東側を烏丸通、南側を今出川通、西側を室町通、北側を上立売通に囲まれたところに存在しました。ひ、広い・・・。
今日のお地蔵さんの横にある室町小学校は足利家の邸宅の外です。足利さんの邸宅は同志社大学の寒梅館が一番北なので外れています。
おおきな祠がありました。珍しいコンクリート打ちっぱなし。打ちっぱなし?というのかしら。安藤忠雄さんの打ちっぱなしとは雰囲気違うけれど・・・。
中がよう見えません。赤の綿の戸帳です。
おべべは白の綿地。スタンダードです。小さなお地蔵さんたちもいてはります。お顔が見えないのです・・・。
面白かったのがこんな枝でつっかい棒をしている事。こんな枝に効力はあるのでしょうか