西陣織 金襴 引箔の織り方 動画
歴史と伝統
私たちは、和紙・漆・本金箔を使った平たくて短い糸を使った伝統的な織物である「引箔」という伝統技法を創業以来大事に守り、「本金引箔」または「本金柄箔」を多用した絹織物を多数製織しています。引箔についてはこちらの「引箔とは」から詳しくご覧いただけます。
「引箔」は中国から渡ってきた技術で、今は西陣、もしくは丹後の一部だけで織られている、奥が深くて味わいのある珍しい織物です。
時代の流れと共に引箔製品の需要が減り、私たちが愛してきた「引箔」という技法を使った織物も「箔糸」がいつまで手に入るか解らない状況になり、存続が危ぶまれています。
そこで、私たちは「箔糸」という素材・私たちの技術と伝統を守っていく為に、「引箔」という織技法をこれまで以上に表に押し出し、知って頂き、新たな需要を見出す事が「引箔」を次世代へ繋いでいくと信じています。
全正絹 西陣織 金襴 真珠粉 本銀箔 模様引箔 独楽つなぎ紋様 タペストリー

箔糸|楽芸工房
帯の「箔糸」を作り続けてきた「楽芸工房」に「和紙・本銀・真珠の粉」の「箔糸」を特注しました。
- 箔糸の和紙 :お札に使う丈夫な和紙を使用しています。
- 箔糸の本銀 :銀は、銀色だけではなく、加工することで様々な色を出します。
- 箔糸の真珠粉 :西陣独自の高級材料として、昔から螺鈿・真珠やサンゴなど海の宝石を使用してきました。真珠養殖業者の製品規格外となった真珠を粉にしたものを使用する事で近年のSDGsやサスティナブルの取り組みとしても有効です。
- 箔糸の裁断:西陣の「箔糸」を裁断してきた「竹内裁断所」にてギロチンという機械で裁断。曲尺一寸に95本、一本約0.3mmの「箔糸」にしました。

製織・プロデュース|西陣岡本 岡本織物株式会社
独楽が延々と回る様を現わした「独楽つなぎ紋様」をリデザインして紋意匠化。 「箔糸」を引箔装置を備えたシャットル力織機で柄がずれないように順番に一本一本織り込んでいく絣のような「順引き」と呼ばれる織り方をしています。
柄箔の見え方に強弱が出るように組織を工夫し、更にジャカードによる紋様を織り重ねる事で奥深い織物にしています。

後加工|樋口金襴整理店
金襴業界では必要不可欠な後加工「張り」。「樋口金襴整理店」にて手張りで張ります。

私たちは先祖から受け継がれてきた京都や西陣地域の技術や素材を大切にし、これからも西陣織 金襴を守り続けていきます。
*西陣岡本では、伝統工芸各社に従来の仕事を増やし、そして、新たな仕事を作っていく事も使命の一つととらえています。職人を紹介いたしますので何かありましたらご連絡ください。
特別注文について
当社では、西陣織金襴の特注製織・試作のご相談を承っています。
素材・図案・用途に応じて、企画段階から製織まで対応可能です。
以下のようなご相談を承っています。
・空間用途に応じた金襴の制作
・既存布地を用いた製品・装飾のあつらえ
・一点もの制作のご相談
