こんにちは。
11月9日月曜日。週があけました。
西陣の金襴織屋、カレンダーの赤い日が休みですので今日は週明けです。世の中色々な勤務時間の方が多いですからね、赤い日が休みとは限らないんですよね。
先日「クレオパトラとエジプトの王妃展」に行ってきました。大阪渡辺橋の国立国際美術館で12月27日(日)まで開催中でございます。中々充実した展示で、私の目からは不思議の国にしか思えない古代エジプトも割りと身近に感じる事ができました。
一つ、私がもっと観てみたかったのは当時の女性の風俗について。あの硬そうな冠というか帽子はほんとうはどのような素材だったのか?亜麻素材の服がほとんどだったそうですが、どのような服だったのか。色だったのか、質感だったのか。それを何点かで良いのでマネキンにでも着せて見せていただけたら嬉しかったなあ。
京都市内のお地蔵さん達はクレオパトラの時代にはまだ生まれていないと思いますが彼らにも相当な歴史があるはずです。どのようなドラマがあって私が観ているところに配置されてみんなに信仰されているのでしょうか。不思議な事は沢山あります。
昨日は京都国立博物館で「琳派誕生400年記念 琳派 京(みやこ)を彩る」を拝見。雨が降ったので当初のアウトドアの予定を変更してインドアにしたのですが、結構雨降りでしたが琳派展の盛況だった事!門に入るのに30分並び、チケットを買ってから40分待ちでした。
一つの作品を拝見するのにも長蛇の列でしたが、作品達はそれはもう見事なものばかりで素晴らしいものを見ることができて非常に喜んでおります。11月23日迄ですのでこれる方は是非ご覧にならはった方が良いと思います。巻物、屏風、仏像、現代で言えば「フィギュア」のような小さな人形。各分野の物が充実しております。
今日の金襴織屋の金襴探しは上京区一番町という上七軒から七本松通りを下って下って中立売を下って立本寺というお寺の門前にいはった三西地蔵尊さんで金襴を見つけました。
大胆な格子柄がメインの金襴?それとも銀襴?褪色して銀になっているのかしら?ようわからないですが朱地の金襴地です。
お地蔵さんもようみえなくて残念ですがちらりと見えるとお目目はかなりすずしやかな眼差し。
三西地蔵尊と明記されています。
さあ、週明け月曜日、今日もがんばりましょう!
西陣の西陣織屋で金襴を日々織っています岡本織物、身近に金襴製品を、という思いで「テーブルランナー」を作りました。どうぞご覧下さい。
クラッチバッグ等も作っております。弊社の金襴地をこのように使えます。
素敵な香りと本金のきらめきを胸元や袂、ポケットに潜ませてと言う思いで作りました。匂い袋でございます。
今日の織屋の賄いは、子持ちシシャモをひたすら焼いて、小松菜のおひたし。おひたしが汁だくになってしまったのはご愛嬌で。蕪の葉の菜飯でした。