こんにちは。
岡本織物です。京都西陣で金襴を織っています。今日は10月10日。私くらいの年齢だと「あ、祝日」とつい思ってしまいます。昔はこの日が「体育の日」で運動会とかだったなあ。
今日の織屋のお地蔵さん見物は下京区間之町正面通り廿人講町(にじゅうにんこうちょう)のお地蔵さん。まずはお地蔵さんの背面。
珍しく四方に隙間があります。
ガラスでがっちりガードです。反射が・・・。
お地蔵さんも磨耗していますが中々立派なお顔立ちだったような印象。
間之町正面通り廿人講町という地名も珍しいですね。間之町通りは南北の縦の通り。あいのまちどおりと読みます。
正面通りは東西の通り。大和大路通から千本通までの横の道。途中、大きなお寺があるので分断されます。渉成園と不明門通の間では中珠数屋町通と呼ばれます。中珠数屋町通はその名の通り、数珠屋さん(仏具屋さん)が沢山軒を並べています。我が社の金襴も沢山あるはず。方広寺の大仏の正面から始まる道なので「正面通り」と呼ばれるようです。
下の建物はカッコ良いので写してみました。お地蔵さんのお向かいさんです。たぶん東本願寺さんの建物です。昔の建物って素敵ですね。
装飾が優雅。
そしてこのお地蔵さんから東へ行ったらすぐに東本願寺の飛び地の境内、渉成園さん。立派なお庭が有名です。
池泉回遊式庭園をもつ東本願寺(真宗本廟)の飛地境内地(別邸)。1641(寛永18)年に三代将軍・徳川家光から当地(約一万坪)が寄進され、石川丈山の趣向を入れた作庭がなされました。園内の諸殿は1858(安政5)年、1864(元冶元)年の二度にわたって焼失。現在の建物は明治初期から末年ごろに至る間に順次再建されたものです。庭園には四季折々の花が咲きほこり、変化に富んだ景観は「十三勝」や「十景」と称されて、高い評価がなされています。http://www.higashihonganji.or.jp/worship/shoseien/