こんにちは。
メリークリスマス!!
クリスチャンでは全く無くて一応臨済宗に所属しておりますが、そこは日本人。クリスマスと言うのはわくわくしますね。サンタクロースは来ましたか?
クリスマス一色だった町も今日を境にあっという間に迎春仕様に変化してることでしょう。年末の日本のお商売やさんは大変。クリスマスと新年が近すぎます。
そんなクリスマスも西陣織屋は宗教金襴を織りまくっております。今日も金襴地がどんどん織れています。金襴地の素晴らしいこと。全正絹の金襴織物を日本の方々にもっと知って欲しい物だと日々考えております。
しかし、中々金襴地に触れる機会というのは無い物で・・・・。何を隠そうこの私も職場で見るだけで日常生活で金襴に触れることはほとんどありません。金襴どころか西陣織自体あまり見ませんもの。きものを着た人の帯を拝見するくらい・・・。
さてさて、金襴地は一体どのようなところに使われているのでしょうか?という疑問から神社仏閣始め、道々のお地蔵さんにかかっているおべべなどの金襴地の写真を収集して歩いています。そのうち金襴地どころか、お地蔵さんのあまりの個性豊かっぷりに射抜かれてしまい今ではお地蔵さんウォッチがライフワークに。お地蔵さんは祠もそれぞれ違うし、御化粧や色々な懸想品もそれはそれは個性豊かです。
今日は武者小路千家さんがあります武者小路通りの路地を入ってさらにその奥の路地に入った所にあるお地蔵さん。
むっちゃ町家のある小さな広場?に鎮座まします。このふっくらしたお屋根がいいかんじ。「天道大日如来」と書いてあります。
大日如来については以前私のブログに書かせていただきました。
如来とは:
如来とは悟りを得たものです。ブッダ。御真言は 「おんあみりたていせいからうん 」
如来様は悟りきってはるので慌てることはありません。何があってもじっと見守ってくれてはります。助けに来てくれることもありません。ひたすら見守ってくれるだけ。悟るってすごいことですね。
金襴はありませんでしたが、大日如来様が私のことを見守ってくれてはるんやな、と。自分の事を省みてもすぐに口を出してしまいじっと見守るなんて出来ない私。色々と静かに見守ることって大事だなと反省しました。
世の中はクリスマス。うきうき気分を少しは沈めて色々と見守ってみようと・・・ちょっとだけ思っているのです。