京都は梅雨真っ盛り。というか土砂降り中です。
今日も岡本織物、金襴探しに大阪の野田で「金襴探しがお地蔵さん見物になっちゃったよ」レポートをお届けいたします。
ちょっと間が開きましたが福島区野田の「ななとこまいり」について書かせて頂いています。
今日は野田のお地蔵さん第三弾です。
こちらのお地蔵さんは町内の皆さん20件ほどで「地蔵当番」を決めてお世話をしてはるそう。ありましたよ「地蔵尊札」。
ちょっと迷ってしまいまして、こちらの町内の方にお聞きしました。するとこのすだれをするすると上げてくれはって、「ここでっせ」と教えて頂きました。隠れてはったとは!
五色の飾り布に紫の幕、赤と黄色のおべべに水色の敷き布。中々色合いが大胆で素敵です。お寺関係のものって派手にしても派手な感じがしないのが不思議です。私がこの色合いの服を着ていたらすごいと思いますが・・・。
こちらの延命地蔵さんは、説明によりますと、昔、子供の災難が続いて困っていた時に焼け跡から(戦争?)拾ってきたお地蔵さんが2体いはったそうです。最初の頃は2体ともお祀りしてはったそうですが、残念ながら一体が割れてしまったとの事。子供の災難をその身で受け止めてくれたのでしょう。人形にはそのような意味もありますし。
お顔は磨耗してしまっているようですが、丸顔ですっとしたお顔だったのでしょう。町内の人々に大事にされているお地蔵さんっていいですね。
先日、FBのお地蔵さん調査隊でこんな番付をご紹介していただきました。クリックしてください。大きくなります。
面白いですね。「諸国地蔵尊」。西の大関が河内の八尾地蔵で東の大関が関の地蔵だそうです。
河内の八尾といえば「河内音頭」で有名です。八尾地蔵は常光寺というお寺にいはるそうです。常光寺といえば臨済宗南禅寺派の寺院で河内家菊水丸の菩提寺として私の中では有名。生前墓をすでに御用意されてはります。一度菊水丸さんの河内音頭で盆踊りを踊ってみたい。
東の大関が関の地蔵は「わが国最古の地蔵菩薩で知られる関地蔵院」という事です。関の町は東海道47番目の宿場町として栄えました。刀鍛冶で有名で有名ですね。岐阜県関市です。
東と言っても岐阜ですか・・・。
今日の織屋の賄いは、麻婆茄子でした。モロッコインゲン