お地蔵さん、その存在はあなたの心を守ってくれるかもしれません。そこはかとない精神的な支え、それがお地蔵さん。でありますように。
京都の大学といえば、難関京都大学。京都大学のある地名として有名なのが「百万遍」。その百万遍と鴨川の中間に「田中」という地名があります。
「元田中」は叡山電鉄の駅にもなっているので有名ですね。
ご覧ください。百万遍の周りの地名は「田中」だらけ!祖母が白川の出身なのですが、大正、昭和初期などは「白川と鴨川の間は畑と田んぼしかなかった」と言っていましたがそれも信じられます。今では店舗や住宅で埋まっています。そしてここら辺は非常に面白いです。美味しいお食事もありますよ。学生街ですからその方面からのアプローチも面白いです。
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上の画像の左下にある「田中関田町」が今日のお地蔵さんのいはる町。東に百万遍交差点。百万遍といえば最近では手作り市で有名な「百萬遍知恩寺」が北東にあります。百万遍の交差点は今出川と東大路通りの交差点で、「百萬遍知恩寺」に由来してこのような交差点の名前になっています。知恩寺は平安時代前期の創建と伝えられていますがその頃にも今出川通りと東大路通りってあったのでしょうか。平安時代だったら牛車も通るからあったような気もしますね。大きなお寺です。「百萬遍知恩寺」の手作り市は普段だったら3分で通り抜けられる前庭を通り抜けるのに1時間はかかるのではないかという混雑模様ですので楽しいですが、行かれるときはお気をつけください。
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本題のお地蔵さん。路地と路地の間の三角州のようなところにいはりました。
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こちらは台座のある立派な祠のお地蔵さん。UPで写真を撮るのを忘れてしまいましたが、上部に「稲穂」が見えるのがおわかりになられますか?やはり、これは・・・「田中」という地名が大事なキーワードになりそうなお地蔵さんです。
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お地蔵さんの南側には屋根の勾配が逆じゃないのかしら?と思ってしまう祠にいはるお地蔵さん。左側は双子ちゃん。右のお地蔵さんは如来様っぽいです。
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どちらもお花が綺麗でご近所のかたがたの心意気を感じます。
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この写真を撮っていましたら「なんや?お地蔵さん好きなん?」と初めて声をかけてもらいました。「ええ。面白いと思って集めています」と申したら「そうか~、変わってはんな~」やて。ははは。いいおばちゃんがお地蔵さんウォッチしているのは確かに珍しいかもしれません。面白いです。
厚揚げをじゅっと焼いたんが今日の賄いでございました。織屋一同昼にはざざ~っと頂きます。
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