こんにちは。
京都は西陣の金襴織屋の岡本織物のブログへようこそ。
我が社は金襴織屋なのですが、金襴という織物は織物の中でもマイナーな部類に入ります。そこで自らの疑問、金襴は一体どういうところに使われているのか?という興味からお寺やお坊さんを探しています。
金襴はお寺の宝物になるものなので普段は中々使われていません。ああ、金襴織屋の紺屋の白袴。うちの社内以外で金襴を見ることは適わないのだろうか・・・。
そうだ!お地蔵さんのおべべとして金襴が使われている事があるじゃないか!
ということで京都市中のお地蔵さんウォッチングが始まりました。
お地蔵さんウォッチングを始めてみますとお地蔵さんの個性豊かな事。
京都市内には、道のいたるところにお地蔵さんがいはります。町内町内で可愛がられているお地蔵さんがたくさんいはるのです。素晴らしい事です。
そのようなお地蔵さんを可能な限り訪ね歩き、弊社ブログにまとめてあります。
よろしかったらご覧ください。https://okamotoorimono.com/category/jizo/
今日は西陣船岡山の南に位置するお地蔵さん。ここら辺はディープ西陣です。路地好きさんには楽しい一帯です。織屋の力織機の音も響いて京都・西陣らしい風景が連なります。
とても立派なお地蔵さんです。コミュニティスポットとして消火器は欠かせません。
今日のお地蔵さんは63番。前回の西藤之森西南町の時にも見かけた「番」←こちらは42番でした。今日のお地蔵さんは63番。と言う事は・・・一番からあるはずと考えても63番まではこのような祠があるのでしょうか・・・。今までもここら辺は通っていたのですが、そのときはまだここまで詳しくお地蔵さんウォッチングしていなかったので今まで気がついていませんでした。
42番と63番の位置は結構近いです。と言う事はこの短い間に43~62番まで存在するのでしょうか・・・。お地蔵さんウォッチングは奥が深いです。
こちらのお地蔵さんは仕事で寄せてもらった弊社社長が見つけて教えてくれました。
お地蔵さんの祠の中で見つけた金襴。解りづらくて申し訳ありません。白茶地に牡丹紋様。祠の中の暗闇できらり☆と輝きます。
メインのお地蔵さんは後光も鮮やかな涼しいお顔をしてはります。
蓮の台なのか、はたまた火焔の中に座ってはるのか。仏様だから蓮の台でしょうか。
京都を違うアングルから見たらとても面白いです。もっと歴史・宗教の知識があればもっと楽しめるのにと思います。