室町通。
室町幕府のあった道。室町幕府は「室町通」に存在していたから室町幕府です。室町通ってただの狭い道ではありますが京都の中では存在感がすごいんです。西陣織や、友禅などが集まっている呉服問屋街も「室町」です。
そうして東西の横の通りに「紫明通り」という道があります。
紫明だなんてなんて京都的な名前でしょう。
賀茂川沿いを走る加茂街道から発生して堀川通で終了。道幅は広くて幅の広いまるで遊歩道のような中央分離帯もあるのですが車とおりは少なくてなかなか快適な道です。なぜ「まるで遊歩道のような」と書いたかというと、道もあって整備された小川も流れているのですが人が道を歩けないように柵がついていて鍵で閉じられ人が入れないようになっているからです。通るたびに「なぜ、鍵が・・・。これだけ整備して小川も流れたのに勿体無い」と思う事しきりです。
その紫明通りをちょっとあがったところに居はったお地蔵さん。
歩道に「どんっ!」
お花が生き生きとしています。嬉しい。
中のお地蔵さんはまるでバーミヤンの石窟仏を思い出します。彩色もほのかです。
赤いおべべは「銀箔」の金襴。格子地文様唐花。西陣織だろうなあ。
お花が新しいと「大事にされたはるわ~」と嬉しくなります。確かお地蔵さんは月に2回のお花の交換のはずです。1日と15日がお地蔵さんのお世話の日です。