西陣織の仕事をしている関係で「藤の花」の紋は身近です。
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意匠化されたものですが。定紋として藤は色々と登場。丸く形作りやすく、綺麗で、香り豊か。デザインの一部に入れたくなってしまう花です。「源平藤橘」と呼ばれる日本の貴種名族の四つ、源氏・平氏・藤原氏・橘氏の一つ、この中で一番古い姓が藤原。中臣鎌足を祖とする人たちです。「藤の原」という名前をつけるなんて風流です。
私も藤は大好き。
あの、ふくいくたる香り。
新緑に映える紫色。
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大宮児童公園の藤棚です。
藤を見に奈良にも行ってきました。
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近鉄奈良で降りて春日大社へ向かいます。
奈良は県庁所在地だというにもかかわらず、林、森が多いです。鹿がいます。
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昔の石燈籠にも鹿が刻まれています。
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御免綿問屋。
奈良の八木屋九兵衛さんや他の綿問屋さん達が寄贈。
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「萬葉植物園」に向かいます。
ここは昭和7年に開園された萬葉植物(萬葉陣が親しんで萬葉集にしたためた植物、萬葉の時代から今日に受け継がれてきた植物)の植物園です。9000坪の園内に、600坪の池があり、池の中央の中ノ島には奈良市指定の文化財「臥龍のイチイガシ」の老巨樹がその幹を地に長くふせて茂っています。。
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一年に一度の「子供の日萬葉雅楽会」が開催された瞬間を観る事が出来ました。この装束、優雅ですね。雅楽を聴きながらこの陽射しの下木陰はなんて極楽なんでしょう。
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春爛漫の水上の雅楽は素敵でした。色がすばらしい。この新緑につつじ色、そうして束帯の淡い浅葱地がなんとも爽やかです。平安時代の色あわせを、このように実際の場面で見ると「はっ」とするほどの効果をもたらします。
やはり書を捨てよ町へ出よう。こういうところで女房装束を見てみたい。
藤園に踏み込むと、藤の香りが満ちています。20品種200本もの藤があるそうです。
春日大社の春日大社の社紋は「下り藤」。 藤は境内のいたるところに昔ら自生していて藤原氏にゆかりのある藤ということもあって、次第に定紋化されました。 御巫さんのかんざしや、お祭りに使われる冠にも造花ですが藤の花が使われています。
萬葉植物園の藤の木のは、立ち木作りという形式で、藤棚のように見あげるのではなく人の目線で花が観賞できました。なるほど!色々あるんですね。藤といえば棚と安易に考えていた自分を恥じましょう。そういえば、山沿いの道を通ったときに山桜ならぬ山藤がよくありますが、あれ、とても素敵だものなあ。
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こちらは海老茶という品種。
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こちらは八重黒龍。八重の藤は初めて見ました。
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長い、九尺。
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こういう立ち木に巻きついている藤、大好きです。藤を家の周りにツタを絡ますように這わせたらどうなるんでしょうか。夏も涼しく初夏は薫り高くてすごく良さそう。
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こちらは岡山一歳。
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新紅。確かにほんわりと紅いです。
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水面と藤。
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藤の幹が好き。ねじねじ、なぜにここまでねじれるのだ?と不思議になるほどねじれています。
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あやめ。端午の節句といえば菖蒲ですが、あやめが綺麗なこと。五月晴れの下、この青がよく映えます。
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こちらは春日大社のイチイガシの古木。
古木の生い茂る春日の杜、イチイガシ巨樹群の中のこの一本の倒木も例外ではない。
台風などの災害で倒れたのであろうか、石をはさみ、皮一枚を残して空洞化した幹とその枝下から根を出して養分をいただく。
当時は細かった小枝も大木となって生きていこうとする大変な生命力の強さ。
この古木を見るとき、太古からの時の流れと自然の尊い神秘を感じずにはいられない。
と説明書きがありました。
シャガの花が倒木の周りに咲きほこっている感じが好みです。
シャガの花の花言葉は「反抗」「抵抗」「決心」「私を認めて」「友人が多い」
シャガの花は染色体が3組ある「三倍体」のため、実をつくることができないそう。(実を作る植物は「二倍体」)私にはなんのことやら判りません。なので実を作らずというか作れないので地下茎で増えるなど、アヤメ科としては特異な生態をもちます。あやめは種が出来ます。
藤に戻りますが、藤の木ってお豆さんがなりますよね?色んなものを食べてみるのに興味のある私は、あれは食べられないのだろうか?と疑問があったのですが、「食用」とされていないお豆さんには毒があるそうです。少しなら食べている方もいはるようですが、大量に食べると下痢をしたりするらしい。
でも藤のお豆さんって綿毛がほよほよしてて可愛いですよね。
楽器を作れそうです。