乃木坂 乃木神社~西陣織屋の神社見物

乃木坂といえば「乃木坂46」と2014年の今現在思い浮かべませんか?
私は思わず思い浮かべてしまいました。

こんにちは。

京都の西陣で長い事織屋をしています、岡本織物です。金襴と呼ばれる「金糸・金箔糸」を多用した豪華絢爛な織物を日々織っています。
主に、神社仏閣の荘厳に関するものを織っているのですが、自分達の布が製品になって使われている所をあまり見たことがありません。もちろん布地は毎日見ているんですけど。

いったい金襴はどのようなところで使われているのか?という疑問を抱いて、金襴を探してさまよっています。京都に沢山あるお地蔵さんにはおべべやミニ戸帳として使われています。
そしてもちろんお寺には沢山あるはず(しかし金襴はお寺の宝物の為、法要など重要な時にしか使われてない事が多い・・・)
普段着の金襴で結構。色々と探してみましょう。

というテーマでブログを書いていることが多いです。
神社仏閣がテーマ→https://okamotoorimono.com/category/templeshrine/
道々のお地蔵さんがテーマ→https://okamotoorimono.com/category/jizo/

というわけで先日、乃木坂の乃木神社に行ってきました。結論から言えば金襴を見ることは出来ませんでした。残念!

乃木坂のいわれとは・・・こちらのお宅。明治以降、赤坂近辺には軍関係の施設が点在ので赤坂一帯には軍人が移り住んでいたそうです。東京都港区の赤坂八丁目と九丁目の境にも乃木希典=、大日本帝国陸軍の重鎮で乃木希典大将が移り住み、そのお宅があった場所にその後に付近一帯が「乃木坂」と呼ばれるようになったそうです。彼は明治天皇の崩御で殉死しはりました。江戸時代には幽霊坂と呼ばれていました。

乃木坂 乃木神社
乃木坂 乃木神社

乃木宅の正門。

乃木坂 乃木神社
乃木坂 乃木神社

東京ミッドタウン側の入り口にあった石碑。

乃木坂 乃木神社
乃木坂 乃木神社

白い感じが明治の軍人のイメージを髣髴させます。

乃木坂 乃木神社
乃木坂 乃木神社

下は神社の中から見た乃木邸の入り口の門。

乃木坂 乃木神社
乃木坂 乃木神社
乃木坂 乃木神社
乃木坂 乃木神社

乃木神社興之記 すみません。漢文過ぎて書き出すのを諦めました。

乃木坂 乃木神社
乃木坂 乃木神社

↑赤坂王子稲荷神社=落語『王子の狐』で有名な神社で関東稲荷総社の格式を持つ、東京都北区にある王子稲荷神社は乃木希典夫妻が篤く崇敬していたことから1962年に乃木神社に赤坂王子稲荷神社として分霊されました。↓

乃木坂 乃木神社
乃木坂 乃木神社
乃木坂 乃木神社
乃木坂 乃木神社
乃木坂 乃木神社
乃木坂 乃木神社

狛犬もなんだか軍人さんの神社だけに、りりしい感じがします。

乃木坂 乃木神社
乃木坂 乃木神社

原宿の東郷神社の狛犬もりりしかったです。

乃木坂 乃木神社
乃木坂 乃木神社
乃木坂 乃木神社
乃木坂 乃木神社

↑さざれ石。うふふ。京都の護王神社の方が大きいですねえ。(京都びいき)↓護王神社のさざれ石。

護王神社 さざれ石
護王神社 さざれ石

すごく硬派な印象でしたが時代には勝てません。緋毛氈が敷かれています。婚礼用ですね。神社婚はただいま盛んでございます。

乃木坂 乃木神社
乃木坂 乃木神社

↓境内の神社。正松神社。
昭和38年創立された乃木が師と亜仰いだ玉木文之進と、その甥の吉田松陰が祀られています。

乃木坂 乃木神社
乃木坂 乃木神社
乃木坂 乃木神社
乃木坂 乃木神社
乃木坂 乃木神社
乃木坂 乃木神社

乃木神社は昭和20年5月の東京大空襲で焼失してしまいましたが、昭和37年に復興を果たしました。

乃木神社はその生い立ちから色々な方角から見ることが出来ると思いますが、平成、そして21世紀の今まで参拝者が絶えず、未だに存続しているというのはすごいですね。

関連記事