瑞宝単光章

2023年 瑞宝単光章 受章のお知らせ

当社前社長で西陣織の手機織物の伝統工芸士である、岡本光雄は、令和5年11月3日(祝)、秋の叙勲にて「瑞宝単光章」を受章致しました。
当社二人目の瑞宝単光章受賞に、社員一同、心より喜んでおります。(一人目 岡本忠雄2011年受賞

本人も、西陣織を愛してくださっている皆様のご支援、ご厚情の賜物と深く感謝致しております。
こころよりお礼を申し上げます。

今回の受章を励みに、更なる岡本織物株式会社の伝統的な金襴織物を進化・継承させていきます。
今後ともご支援・ご鞭撻を賜りますよう、お願い申し上げます。

受章の背景

岡本光雄は1965年から58年西陣織金襴の製織に従事してきました。
家内制手工業で生まれ育ち、入社前から家業を手伝い、手機を習熟、力織機の導入習熟、新しい金襴の製造などに多大な貢献をし、1986年に当社を株式化した中心人物でもあります。
西陣織金襴をより美しく織りあげる努力を続けてきたことが今回の受賞の背景です。

西陣岡本 伝統工芸士 岡本光雄
西陣岡本 伝統工芸士 岡本光雄

受章コメント

この度は名誉ある賞をいただきまして、誠にありがとうございます。身の引き締まる思いであります。

私は西陣織を織る家に生まれ、機音を聞いて育ちました。西陣織を織る事は私にとって天職となりました。当たり前のことを当たり前に日々継続してきたことが、この栄誉につながり、私に仕事を教えてくれた両親と姉も草葉の陰で喜んでいる事と思います。

長い間自分の仕事を手伝い支え続けてくれた妻と家族、一緒に仕事をしてきた姉兄弟妹たち、そして得意先や分業先の皆様のおかげであると、心から感謝しております。まだまだ若輩者ではありますが、今後もこの気持ちを忘れずに、初心に戻り仕事に精進してまいります。

<叙勲とは>

叙勲は、国家又は公共の為に功労のあった方を対象に勲章が授与されるものです。
日本の勲章は、大勲位菊花章、桐花大綬章、旭日章、瑞宝章、文化勲章、宝冠章の6種類があります。
春秋叙勲は、毎年2回、春は4月29日、秋は11月3日に発令され、受章者には、所管大臣(一部、都道府県知事)による伝達式が行われ、授与後、受章者は勲章を着用し、配偶者同伴で皇居にて天皇の拝謁が行われます。

<瑞宝単光章とは>

瑞宝章は明治21年に制定された、公務などに長年にわたり従事し、成績を挙げた方に男女に共通して授与される勲章です。
勲章のデザインは、古代の宝であった宝鏡を中心に大小16個の連珠を配して、四条ないし八条の光線を付し、鈕※(章と綬の間にあるもの)には桐の花葉を用いています。

瑞宝単光章
瑞宝単光章

追記 2023/11/13

経済産業省 令和5年 秋の勲章・褒章が2023年11月9日行われ、無事に皇居での天皇陛下への拝謁をする栄に浴しました。

ホテルニューオータニ芙蓉の間」で行われました伝達式へも岡本光雄夫妻が無事に出席、ありがとうございました。

瑞宝単光章
瑞宝単光章
瑞宝単光章
瑞宝単光章

下賜されたおまんを持って帰ってきてくれはったので、ありがたく皆で少しづつ福を分け合いました。

瑞宝単光章 下賜された菓子
瑞宝単光章 下賜された菓子

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