西陣織の音に育まれて|岡本織物 京丹後協力工場・布平

本コラボレーションは、西陣織の販路開拓および海外展開の調査としてフィンランドを訪れた際の出会いから始まりました。西陣岡本の織物サンプルをご覧になったTeemu Muurimäki 氏が、全正絹西陣織金襴 三階菱紋様を目にし、「Golden Fabric!」と高く評価してくださったことが制作のきっかけです。

フィンランドの新進気鋭のデザイナー Mr. Teemu Muurimäki
Teemu Muurimäki 氏は、Dolce & Gabbana、Bottega Veneta、Giorgio Armaniなどの世界的メゾンで研鑽を積み、現在はフィンランドを拠点にオートクチュールドレス、ウェディングドレス、コンテンポラリーダンス衣装などを手がけるデザイナーです。
同氏が仕立てたドレスは「フィンランド独立100周年記念切手」の題材としても選定され、国内外で高い評価を受けています。

今回ドレスに使用されたのは、京都・西陣の当社・岡本織物株式会社で織り上げられた全正絹西陣織金襴 三階菱紋様です。立体感のある織組織と、金糸と絹糸が生み出す奥行きのある輝きが、オートクチュールという一点物の制作において高く評価されました。

完成したドレスは、フィンランドのGloria Magazine December issue に掲載され、西陣織が北欧ファッションの文脈においてどのように受け入れられるかを示す貴重な事例となりました。
日本の西陣岡本さまとコラボレーションし、驚くほど美しい「三階菱」という金色のシルクの織物でドレスをデザインできたことを大変光栄に思います。
繰り返されるダイヤモンド形の模様から着想を得て、私自身のデザインにも同様のハーモニーを取り入れました。
本事例は、西陣織が和装用途にとどまらず、海外のファッションデザインやオートクチュール分野においても高い可能性を持つことを示しています。
西陣岡本では、今後も西陣織の魅力を国内外へ発信し、伝統技術と現代デザインの新たな価値創出に取り組んでまいります。
こちらは西陣が高水準の織物を織るために長年培ってきた職人たちの力を合わせて一枚の布地を織りあげるという分業制である西陣織が織りあがるまでの動画です。この工程では、養蚕、本金引箔屋さん、染屋さん、整経屋さん、織屋さん、張屋さんたちが登場します。
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