京都西陣金襴屋の岡本織物のブログを読んでくださる方々どうもありがとうございます。
さてさて、今日も柄のお話。毎回毎回自分でも「書きすぎかしら?」と思いもしますが、やはり伝統柄は美しい。
今日のお布(おきぬ)は立枠に波頭です。
西陣織 正絹 金襴 立枠波頭
縦方向にうにょうにょしているのが「立枠」
水しぶきが「波頭」です。
少々波頭を多くしてみました。
西陣織 正絹 金襴 立枠波頭 大柄↓
西陣織 正絹 金襴 立枠波頭 小柄↓
・経糸:正絹、緯糸:正絹 ・紛金糸、紛金箔糸使用
布巾:約70センチ。両端に耳と呼ばれる無柄の部分が約8ミリづつあります。柄のある部分は約68センチ
こちらの金襴地はお買い求めの際気をつけていただくことが何点かあります。
1:本金箔、本金糸ではないのでゴム(「ゴム」ではなくて「硫黄成分」に弱いので身近な所では輪ゴムなどに硫黄が含まれているのゴムと書かせて頂きました。)と直接触れ合わないようにしてください。長時間触れると変色する可能性があります。
2:本金箔、本金糸ではないでの日光による退色があります。普通にお出かけに使うくらいなら大丈夫ですが、保管の際は暗い所での保管をお勧めします。
3:金箔、金糸の光りを綺麗に出す為にとても細い糸で押えてあります。摩擦に弱いのでお気をつけ下さい。
4:水にぬれてしまうと色移りする可能性があります。ぬれてしまった場合などは衣服への色移りなどにお気をつけ下さい。
この金襴で作ってみたのが
やはり 西陣織 正絹 金襴 はいいですね。