「西陣織 正絹 金襴 羽重ね紋様」を使ったバッグ

き~んら~ん ど~~んすの お~~びし~め な~~がら~

(『花嫁人形』 蕗谷紅児 作詞)

という歌があります。

この歌は「金銀錦で緞子のような光り方をするとても高級な帯」という意味で「金襴緞子の帯」と言ってはるんでしょう。

緞子は朱子織(サテン)と言う織物です。

組織で言うと地の経糸が長く出て見た目はつやつやした光るところが多い織物です。

平織り、綾織、朱子織
平織り、綾織、朱子織

朱子とは上の図左側、基本では、経糸が5本あったら4本が浮いている状態です。
画像を載せましたが解るでしょうか。黒が下りている経糸で白が浮いている経糸です。
ただでさえ光る絹糸がこのように織られたら揃ってつやつやと美しく光ります。
ただ、平織りなどと比べると摩擦には弱いです。
美しさとは儚さです。

五枚朱子

5枚朱子
5枚朱子

金襴はうちでは通常は「錦織」。綺麗な物を綾錦などといいます。朱子もありますが、錦地が多いです。

錦 三枚綾

3枚朱子
3枚朱子

西陣岡本の西陣織、金襴の正絹地で金襴でバッグを仕立てて頂きました。趣味で縫い物をしている方ですが、とても可愛い!

表裏シルクでリバーシブル仕立てにしてくれはりました。

やっぱり絹はいいです。光り方が違います。

きれい・・・。

和装でも洋装でもOKです!

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