こんにちは。京都西陣金襴屋の西陣岡本でございます。
弊社は主にお寺にいはるお坊さんのお袈裟や本堂や仏壇にかける飾り布等の神社仏閣の宝物、宝物を包んだり飾ったりする布地、金襴を織っております。
宝物を包む布と考えてみると・・・。現代の宝とは何かしら。その宝を包むものを作りたい。
万葉集に載っている山上憶良の「銀も 金も玉も何せむに 勝れる宝 子にしかめやも」まさにこの一句が世の中の親たちの心を表していると思います。
しかし、実際子供は「宝」として包んでおけません。
となので私の子供の大事なものを宝物に見立てて仕舞おうと仕覆を作りました。なんだかアンバランスですが何が入っているのでしょうか?
こちらの金襴地は三階菱唐花紋様と呼ばれる金襴地です。
裏地は流水紋様の正絹。
冷凍怪獣ラゴラスが出てきました。
翼を広げて・・・
ギロリ。
こんな宝物を金襴地の仕覆に仕舞ってみても面白いかと。
フィギュアが軟質ポリ塩化ビニルですので仕覆に中綿として真綿は入っておりません。
表地:全正絹 西陣金襴 裏地:正絹染め布 紐:正絹 すべて手縫い
ご注文の際は、実物を当社までお送りいただくか、お客様自身で仕覆に入れるものを採寸していただく必要があります。