こんにちは。
京都の西陣で織物を織っています。金襴織屋の岡本織物です。私が一番良く見る布は金襴です。
今日はうちの金襴でお仕立てした「切子の花瓶を包む仕覆」のご紹介。
思い入れのある食器、什器はどちらのお宅にもあると思います。
「思い入れのある花瓶を包んでみようかしら」と言うご要望で仕覆を仕立てさせていただきました。
形がひょうたん型だったので仕立てた者が苦労したそうです。くびれが特に難儀したそうです。金襴地は西陣金襴正絹菱繋ぎ紋様を使用しています。
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毎回書いていますが、私にとっての仕覆の醍醐味はこの結び目。
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花瓶さん、仕覆に包まれて長生きしておくれやす。
外国の方に食器などを贈る時に箱詰めも合理的で良いですが仕覆に包んで、というのも素敵です。
注文していただくに当たって、実物を当社までお送りいただくか、お客様自身で仕覆に入れるものを採寸していただく必要があります。