おはようございます。
京都西陣金襴屋の岡本織物のブログを読んでくださる方々どうもありがとうございます。
「組紐文様」はケルトのデザインを参考に作られました。ケルトの人々は、中央アジアから馬車でヨーロッパに移動してきた歴史を持っています。広い範囲に散らばっていった彼らですが、今「ケルト」と聞くと、多くの人はイギリス北部を思い浮かべることでしょう。
しかし、ケルト人たちが一つの民族としてまとまっていたわけではないようです。彼らのデザインには、それぞれの地域で独自に発展した特徴があります。
紋様にはには人々の思いが込められていることが多いと思います。
特に昔から続く伝統紋様には生活への感謝、祈り、望み、が。
西陣織 正絹 金襴 組紐紋様
渦巻き紋様と組紐を組み合わせてデザインしました。
ケルト人たちは魂の再生と不滅を信じていたため、渦巻きのデザインを多用していました。これは「輪廻転生」の象徴です。
渦巻きのデザインは大きな丸の中に小さな丸で渦巻きを描き、ケルト人たちの輪廻転生の思想や自然界への畏怖の気持ちが表現されていると考えられます。
組紐の紋様も同様に、その時代に自然の驚異と共存しなければならなかったケルト人たちの、超自然的な力への畏怖や畏敬の念を表現しているのです。
ファーと西陣金襴ケルト模様 PS VITA用 本体保護ポーチ