六本木 龍土神明宮 天祖神社~西陣金襴織屋の神社見物

こんにちは。
早いですね。もう5月9日です。

京都西陣にある金襴織屋の岡本織物です。
金襴と呼ばれている「金糸・金箔糸」を多用した豪華な織物を日々織っています。

主に、神社仏閣の荘厳に関するものを織っているのですが、製品になって使われている所をあまり見たことがありません。布地は毎日見ているんですけど。

いったい金襴はどのようなところで使われているのか?という疑問を抱いて、金襴を探してさまよっています。京都に沢山あるお地蔵さんにはおべべやミニ戸帳として使われています。
そしてもちろんお寺には沢山あるはず(しかし金襴はお寺の宝物の為、法要など重要な時にしか使われてない事が多い・・・)
普段着の金襴で結構。色々と探してみましょう。

というテーマでブログを書いていることが多いです。
神社仏閣がテーマ→https://okamotoorimono.com/category/templeshrine/
道々のお地蔵さんがテーマ→https://okamotoorimono.com/category/jizo/

今日も神社仏閣。昨日は「稲荷」といいながら曹洞宗寺院でしたが今日は神社。東京六本木にあります、「天祖神社」

六本木天祖神社
六本木天祖神社

龍土神明宮天祖神社は、飯倉城山(現在で言えばホテル・オークラの南側付近)に至徳元年(1384)に祀られたと伝えられています。品川の海から毎夜のように竜が出てきてこちらの神社に灯明を献じたということから「竜燈山」と呼ばれたそうです。江戸城改築の際、この六本木に移転してきて龍土神明宮と親しまれたそうです。

六本木天祖神社
六本木天祖神社

↓の本殿に天照大御神、伊邪那岐命、伊邪那美命の三柱が祀られています。この三柱を私がざっくり解説すると・・・日本の神様ってほんまに人間味溢れてはるわ。

  • 天照大御神(あまてらすおおみかみ):日本民族の総氏神とされて日本神話では暴れん坊の弟が居てはってそれにちょっと困ってはる美しい女神様。
  • 伊邪那岐命(いざなぎのみこと):伊邪那美命を嫁さんに持ち、たくさんの神様のお父さん。伊邪那美命が先に亡くなってしまったときに悲しみ、黄泉の国まで連れ戻しに行く愛妻家。しかし、変わり果てた嫁さんの姿を見てしまい、訣別してしまう。男だったら最後まで腹に力をこめんかい!と思わず叱咤してしまいます
  • 伊邪那美命(いざなみのみこと):伊邪那岐命の嫁さん。伊邪那岐命との間にたくさんの子供を生みました。最後の子供を生んだときに亡くなってしまう。
六本木天祖神社
六本木天祖神社
六本木天祖神社
六本木天祖神社

定紋は三つ巴。水が渦を巻くさまとも見える紋なので火災除けの紋として各所に施されます。神社や寺紋として愛されてきています。単純明快で力強いところが魅力の紋ですね。

昭和20年5月の東京大空襲で、下の画像の手水舎一棟を残して焼失したそうです。東京、大阪は空襲の話しなしには語れませんね。

六本木天祖神社
六本木天祖神社

港区七福神の福禄寿です。

港区七福神とは・・・

  1. 寿老人の桜田神社:港区西麻布3-2-16
  2. 大黒天の大法寺:港区元麻布1-1-1
  3. 毘沙門天の氷川神社:港区元麻布1-4-2
  4. 恵比寿の熊野神社:港区麻布台2-2
  5. 弁財天の宝珠院:港区芝公園4-8-55
  6. 布袋尊の久国神社:港区六本木2-1-16
  7. 福禄寿の天祖神社:港区六本木7-7-7
  8. 宝船は十番稲荷神社:港区麻布十番1-4-6
六本木天祖神社
六本木天祖神社

門柱は六本木の覇者「テレビ朝日」さんの御寄付によるものでした。います。大事な方への贈り物にぴったりだと思います。正絹と本金箔の織り込まれた小さな宝物をどうぞ☆

正絹本金 匂い袋~淡黄地 武田菱宝尽し紋様A
匂い袋~淡黄地 武田菱宝尽し紋様A

ご用命の際は是非、ご連絡ください。お待ちしております。

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