こんにちは。京都西陣で金襴を織っております岡本織物株式会社です。
皆様いかがお過ごしでしょうか?
なんと1月も終了してしまい、びっくりぽんです。もう節分やありませんか。我が家はだいたい毎年吉田神社にお参りに寄せてもらっています。
京都の節分祭 吉田神社、夜店の熱燗が美味しいんです。
今日の織屋の神社見物は東京、芝にあります丸山古墳の上の円山稲荷随身大明神。ここは芝増上寺の裏鬼門。芝の増上寺は江戸城の裏鬼門。なんだか面白い。芝公園内の丸山古墳、ご存知ですか?私は知りませなんだ。前方後円墳で都指定史跡となっています。
丸山古墳は5世紀後半築造と思われ、発掘調査では埴輪などが出土したらしいのですが一つの古墳ではないようです。もともとここらへんには何個も古墳らしきものがあったようなのですが高度成長期やら東京オリンピック、宅地造成などでどんどん消えたらしい。もともと増上寺の辺りも古墳だったのをつぶして建てたとかいう話もあるようです。昔の有力者の上に新しい有力者が富の威力を誇るというのは不思議でもなんでもないですものね・・・。
その上にありますこちらの円山稲荷随身大明神。
「随身稲荷」という名の由来は、増上寺を芝に移築した時に桑名から連れてきた御本尊、阿弥陀如来像を守護するために元の場所から稲荷がお供したという事から「随身稲荷」だそうです。以来、江戸より鎮座する大明神らしいですよ。え、江戸時代からある神社だとは・・・。
芝東照宮の末社だそうです。
古墳の上にある小さなお稲荷さんでちらほらみえるお狐様。ちょっと神秘的でした。
他にお客さんもいあらへんかったので尚更自分だけの時間がすがすがしかった。
木に囲まれて薄暗いお稲荷さんの中から臨むと雨の芝が明るく感じます。
私、芝に古墳があったとは知らなかったので新しい驚きを持ってこの朝を過ごせました。面白いなあ。
西陣の西陣織屋で金襴を日々織っています岡本織物、身近に金襴製品を、という思いで「テーブルランナー」を作りました。どうぞご覧下さい。
クラッチバッグ等も作っております。弊社の金襴地をこのように使えます。
素敵な香りと本金のきらめきを胸元や袂、ポケットに潜ませてと言う思いで作りました。匂い袋でございます。
今日の織屋の賄いはサンドキャベツでした。冬のキャベツは美味しいですねぇ。