こんにちは。
京都西陣で金襴という織物を織って100年以上、岡本織物です。
高級金襴地を生活に使いたい、「お人形の生地に使いたいわ☆」「ちょっと一味違うお土産を外国に住む友人に渡したい」などと言うときに最適でございます。
外国の方にはテーブルランナーや匂い袋がご好評を頂いております。どうぞ、御一見ください。
正しい絹、と書いて「正絹(しょうけん)」と読みます。経糸も緯糸も正絹の布地は美しい。是非、お手元に☆
そんな織屋の岡本織物ですが、西陣織の中でもマイナーな「金襴」を織っていまして、その金襴が町のどこで使われているのか知りたい、という事で金襴を探して市井をうろうろしております。
主に神社仏閣にあるのですが、平素は金襴は仕舞われているし、撮影禁止が多いんですよね。
という訳で京都市内沢山いはりますお地蔵さんウォッチングをしております。お地蔵さんには戸帳なり打敷なり金襴地が使われている事が多いです。
今日のお地蔵さんウォッチは壬生坊城町。
福寿地蔵尊というお名前だそうです。

壬生の入り組んだ辻や路地にひっそりとたたずむお地蔵さん。中々風情溢れます。ひょっとしたら闊歩する新撰組を見てはったかもしれません。
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超ボケボケですが「福寿地蔵尊」。うちの子供が右から書いた看板などを「やらと書き」って言うんですよね。「とらや」さんの看板が平成産まれには「やらと」に読めてしまうようです。
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見つけた金襴は紫地の小菱地紋亀甲鶴紋。でしょうか。亀甲の中に鶴が描かれていると思うのですが・・・。右のほうにうっすらと表情の見えるお地蔵さんがいはります。
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今日の織屋の賄は、かつおのタタキと鰹のぶつ切り汁。むこうにぽつんと寂しい感じなのが汁物でございます。
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