こんにちは。
我が社は金襴織屋なのですが、金襴は一体どういうところに使われているのか?という興味からお寺やお坊さんを探しています。金襴はお寺の宝物になるものなので普段は中々使われていません。
仕立てられたものを見たい!
そうだ!お地蔵さんのおべべとして金襴が使われている事があるじゃないか!
ということでお地蔵さんウォッチングが始まりました。
始めてみますとお地蔵さんの個性豊かな事。
京都市内には、道のいたるところにお地蔵さんがいはります。町内町内で可愛がられているお地蔵さんがたくさんいはるのです。素晴らしい事ですね。
そのようなお地蔵さんを可能な限り訪ね歩き、私のブログにまとめてあります。
よろしかったらご覧ください。https://okamotoorimono.com/category/jizo/
今日は今出川小川の交差点南側をちょっと東に行った所にいはるお地蔵さん。
お地蔵さん・・・というより「大日如来」様です。頭か高すぎました。大日如来。こちらに以前調べた大日如来様について書いています。
如来のすごい所は物事に動じない所だと思います。菩薩様は動じはるんです。なので立ち姿。誰かに何かがあったら救う為にすぐに動けるように立ってはります。
如来様は動じません。誰に何があってもそれがその者の運命ですから。動じる事無く半眼でどかっと座ってはります。悟りきってはるんです。服装などにはこだわりません。布一枚です。菩薩様はちょっと洒落っ気を捨てられません。
その、何事にも動じない悟りを得た方が、こんな身近に・・・と私などは畏怖の気持ちを抱きつつ・・・写真撮影。失礼いたします。未だにお地蔵さんや仏様の写真を撮るときにはちょっと「撮って良いのだろうか」という不安がよぎるのです。
朱地の金襴です。菊小花散し紋様と名づけましょう。
お顔は素顔のままです。枠は木がいいかなあ。ステンレスはいくら石造りのお地蔵さんでも寒そうです。夏は良いかもしれませんね。京都は暑うございますから。