こんにちは。京都西陣の金襴織屋、岡本織物です。
西心斎橋1丁目、エリア的には「アメリカ村」と呼ばれる若者の町があります。
なぜ「アメリカ村」と呼ばれるようになったのでしょう。
こちらは江戸時代には豪商と呼ばれた大坂屋久左衛門が住んでいました。大坂屋久左衛門さんは鉱山開発で財をなした人。主に銅を商った人で、西横堀川の水運を利用して輸出入にも着手。銅を精錬する町として有名だったそうです。銅を精錬するために炭問屋も多く炭屋町と呼ばれていた時代も。その後は木材加工業などの倉庫などが多い業務地区に料亭がぽつぽつあったそう。
そこに日限萬里子さんという方(すみません。私は存じませんでした)が1969年に南炭屋町に喫茶店「ループ」を開き評判を集めたのだそうです。面白いお店には面白い若者が集まる。これは今も昔も一緒ですね!鴨居羊子さんなどもいらしたそうです。
サーフィンショップなどが集まりアメリカ文化の発信地みたいになったので「アメリカ村」になったそう。
じゃあ、「アメ横」は?「アメリカ横町」ちゃいますで。「アメヤ横丁」なんですよ~。
「アメリカ村」ですが、そこは日本。昔からの風習は大事にせなあかん、という事でお地蔵さん発見です。
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「咳之地蔵尊」というお地蔵さんです。こちらのお地蔵さんは前田たばこ店さんの店先にあります。タバコ屋さんの前に「咳の地蔵尊」。因果関係を感じます。
お地蔵さんの提灯は大体同じフォーマットですね。
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咳之地蔵尊さんの御本体は真っ黒の石なのでしょうか。赤いおべべを着てはります。
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ふっかふかのお座布団に座ってはりますね。
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