こんにちは。3月7日土曜日でございます。京都の岡本織物です。今日もどうぞよろしくお願いいたします。
なんと昨日の3月6日午前3時に2015年で一番お月様が小さく見えたそうです。ほお~。すやすや寝てましたな。たしかに3月6日の夜は綺麗な満月でした。大阪で見てましてん。写真撮っておけば良かったわ。
さて、今日の西陣金襴織屋の金襴探しは京都の有名な花街。格が高いことで有名です。今でも「太夫」がおられます。花扇太夫、司太夫、如月太夫。以前、「角屋」さんを見学した時の事をブログに書きました。島原の揚屋 角屋
その島原角屋さんのちょっと北側に位置するお地蔵さん、「笠無地蔵」さんです。「笠子地蔵」は絵本で有名ですが、笠無しって珍しい。だって、普通のお地蔵さんは笠無いですもの。
昔は大きな町家があっただろう今は駐車場の前面にいはる「笠無地蔵」さん。二重祠です。
嬉しいことに金襴もありでした。戸帳が赤地の菊桐唐草。(こう書くのは、「菊」「桐」「唐草」のあいまった紋様だからです。お地蔵さんのおべべは朱地に菱花唐草紋様。
紫の組紐が良いアクセントですね。
そやけど肝心のお地蔵さんはまっくらで拝むことが出来ませんでした。かれんな霞草が良い感じ。
なぜ、笠無地蔵と呼ばれるのでしょうか。ご開帳というかもっと明るかったら解るかもしれませんね。
*追記*
昔このお地蔵さんにはこんな立派な祠もなく、雨ざらしだったのですが、心ある方は笠を被せるのですが、すぐに無くなってしまいすぐに笠無に、何度笠を被せてもすぐに無くなることから、いつしか笠無地蔵と呼ばれ、ついにはご近所の方々が笠無くても雨風がしのげるようにと祠を建立したのでは…無理がある想像ですかね(笑)
というご意見をFBのお地蔵さん友人に頂きました。なるほど。説得力あります。
西陣の金襴織屋、「金襴の輝きで生活を彩りたい」という思いで色々作っております。どうぞご覧ください。
テーブルランナーを飾り台などに掛けていただき生活にキラキラ☆を
今日の織屋の賄いは、豚肉、玉ねぎ、エリンギ、レタスの炒めたんでした。手前のオレンジ色のは、昔懐かしい「うにくらげ」です。