こんにちは。西陣 金襴織屋の岡本織物です。
連日京都は暑おすえ。たまりません。その中昨日は祇園祭の巡行。お稚児さんの背中の中にアイスノンを入れてあげたいとどんなに思った事か・・・。御見物の皆様も暑さにあたらずに快適に見物できたでしょうか。見物してきた友達が「やたらと救急車の音がした」と言っていましたので心配しています。あの大きな木の車輪が曲がり角に差し掛かるときに曲がる迫力!素晴らしいですね。
そんな祇園祭にちなんで「祇園」の映像が出るときにはお決まりの辰巳神社について。こちらの神社は祇園白川の一角にあってとても風情のあるこじんまりとした神社です。ちょっとほろ酔いの夜更けにぽくぽくと歩いていると「私、まさに京都にいるのね」と思う事間違いなし。そのような一角でございます。
辰巳神社は京都御所から見て「辰巳」の方角にあるらしいです。伎芸上達のご利益があると言われ、ここらへんは「祇園」というか花街ですから芸舞妓達か崇敬されています。この写真でお参りしようとしている着物姿は残念ながら芸舞妓ではなくて私です。
「かにかくに 祇園はこひし寝(ぬ)るときも 枕のしたを水のながるる」の石碑です。吉井勇という大正・昭和期の歌人、脚本家で石川啄木などと、あの有名な「スバル」を編集してはったお人です。その方が詠んだ歌。
「辰巳大明神」
幾人の女性達が芸の達者を祈って、もしくは何かを祈ってきたのでしょうか。ついつい花街では色々思いをはせてしまいます。私の願いはただ単純。「家内安全 無病息災」これにつきますね。
紫の掛け布は多いのですが、祇園には良く似合います。
今日の京都は祇園祭の「前の祭り」巡行でしたが「後祭り」は宵山行事:7月21日〜23日 巡行:7月24日となっております。