こんにちは。京都の織屋、岡本織物です。金襴という布地を毎日毎日織り続けています。どうぞよろしゅう。
今朝は寒波が来ているのか非常に寒いです。
金魚鉢の水に薄氷が張っていました。さむ~い。
金襴を織っているからには自分達の分野の布がどこで使われているのか見てみたい!というのは自然の摂理。
神社仏閣用の生地が多いので、法衣店や仏具展に行けば売っているのですが、そやなしに市井で使われている姿を見たいものです。
と、言うことで金襴地を探して主に京都市内をうろうろしています。お寺に使われている事が多いのですが、撮影禁止も多い。そして京都市内にはお地蔵さんが沢山いはります。そのお地蔵さんの祠の戸帳やおべべに金襴地が使われている事が多いので、お地蔵さんウォッチを始めました。
お地蔵さんの面白いこと。
今日の金襴織屋のブログは西半木町西部のお地蔵さん。西半木町西部(にしなからぎちょうせいぶ)の空き地にぽつんといはります。
金襴地はありませんでしたが面白いですね。この空き地は昔は大きなお屋敷だったと思われます。どのようなお屋敷が建っていたのでしょう。
目深すぎますが赤いお帽子におべべ。お数珠も持ってはります。
平和地蔵尊と書いてあります。多くの人々の願いをお地蔵さんは祈ってくれてはります。最近世界がざわざわしていますが、相手の事を思いやって皆の平和を祈るという姿勢をお地蔵さんが探してくれているようです。
今日の織屋の賄は、あらめの炊いたんでした。あらめとかひじきとかしみじみと美味しいですね~。