こんにちは。
京都西陣に居を構える金襴屋、岡本織物のブログを読んでくださる方々毎回、どうもありがとうございます。
私、岡本織物、京都の西陣に住んでいて滅多にここらへんから出ません。
しかし!
ライフワークになってきている「西陣金襴織屋が金襴を探す」を始めてからカメラ片手にお地蔵さんやお寺などで金襴を探してます。
そのうちにお地蔵さんのあまりの個性的さに惹かれて金襴がなくてもお地蔵さんを紹介したりするようになってきました。
私の中のお地蔵さんは「かさこ地蔵」のお地蔵さんだったんです。日本人だったら読んだことあるはず。
かさじぞう
京都の街中のお地蔵さんはどれもみな個性豊かで面白いです。
今日は、小川通り中立売のお地蔵さん。
小川通り—京都市内の南北の道です。主に南向き一方通行かしら。錦小路で一旦なくなりますが、南にいくと「天使突き抜け通り」というなんともファンタジーな名称に変化して走ります。天使突き抜け通りは素敵な着物美人、マリンバ奏者の通崎 睦美さんで私にとっては有名になりました。
こんな本が出ています。
私もたまに着物で自転車に乗りますがやっぱり乗りづらいです。通崎 睦美さんの着こなしは素敵です。自由やなあ。普段着にしていないと中々あそこまで着こなせません。
中立売通り—京都御所の中立売御門から七本松まで走る東西の道。ご門が先か道が先なのか・・・。
そんな小川通りと中立売通りにいはったお地蔵さん。
強い日差しの中、なんだか清々しい視線を感じます。
切れ長のお目目のいいお顔。
ありました。金襴地です。これを探しているのです。
場所柄、西陣織だと思います。朱地に箔で亀甲が織られています。金襴発見!
こういうひっそりした所に西陣織金襴は使われています。