こんにちは。
西陣の金襴織屋、岡本織物でございます。
今日は5月22日。皆様息災でお過ごしでしょうか。
神社仏閣、史跡遺跡、お地蔵さんを訪ねて歩いていますと、思うのは今も昔も人の世は「家内安全」だと言う事です。家内安全はちょっと広げると町内安全、自分の行動区域安全、自分の知らない世界も安全につながっていきます。
古今東西、皆が平穏無事を祈っているのだなと言う事がほんまにひしひしと実感されます。
今日の西大寺にあります石落神社(いしらくじんじゃ)です。立ち入り禁止の結界がありましたので遠くからの写真で。
石落神社は西大寺の境内の飛び地です。西大寺の鎮守の杜として1242年に叡尊上人(昨日のブログに少々書いてあります)によって祀られました。正面に階段を設けない見世棚造という一面に床を張る形式をとっています。装飾も少ない簡素な建物。古式な要素が各所に見られ建立は室町時代の中ごろと想像されています。風触も著しく奈良に多い見世棚造の小社殿の中でも貴重なものだそうです。
遠目でよう見えませんが、確かに階段ありませんね。お地蔵さんの祠に似ています。
椿の美しい小さな清清しい神社でございました。
西陣の西陣織屋で金襴を日々織っています岡本織物、身近に金襴製品を、という思いで「西陣織 正絹金襴印鑑ケース」を作りました。どうぞご覧下さい。
テーブルランナーを飾り台などに掛けていただき生活に輝き☆を
素敵な香りと本金のきらめきを胸元や袂、ポケットに潜ませてと言う思いで作りました。匂い袋でございます。
今日の織屋の賄いは、ししゃものフライ、となますが2種。普通のなますと、梅入りなますです。そろそろ梅を仕込む季節が近づいてまいりました。
今日の読売新聞の朝刊に「平城京で韓国ゲーム?盤面に似た文様の土器出土」という記事がありました。朝鮮半島の盤上遊戯「ユンノリ」に似た文様が確認された土器が発掘されたようです。
これから平城京についてブログを書きますが、上流階級の集まるところは文化も集まるところだったんですね。