こんにちは。
京都の金襴織屋、岡本織物株式会社です。
西陣で金襴地という布地を織っている西陣の織屋です。
金襴とは主に神社仏閣の荘厳に使われている織物。薄暗い本堂で美しくきらめく織物です。
しかし、金襴は仏事等の特別な時に使われる事が多い織物、中々一般で拝見する事はできません。毎日織っている私たちも目にすることは少ないです。
金襴織屋として市井で実際に使われている金襴を見たいと言う思いで金襴を探してブログに載せようと決めましたが中々出会えません。
京都にはお地蔵さんが多いのでその中で金襴が使われている所等もウォッチしております。その模様はこちらにまとめております。
金襴を探して
今日のお地蔵さんでは金襴を見つけることは出来たでしょうか?微妙やな・・・・。金襴に多用されている紋様ではありますが金襴かなあ?
場所は東山区本町18丁目 東福寺中門そばのお地蔵さんです。
東福寺は臨済宗東福寺派大本山の寺院。京都五山の第四位の禅寺として中世、近世を通じて栄えました。東福寺の山門はいつも公開しているわけではないのですが素晴らしい山門です。
公開しているときに行けたら是非是非登る事をお勧めいたします。
その東福寺の中門そばのお地蔵さんでございます。
消防団の倉庫の近くにお地蔵さんが鎮座まします。屋根が立派です。
中にいはるお地蔵さんのお顔がまん丸!色があせてしまっているのかどうか?ピンク地の七宝華紋。眉毛?が両津勘吉氏みたい。
ほんまに門のすぐそばです。南にいけば鳥羽街道駅、北に行けば東福寺駅。
この日は秋の良い日でしたので観光の方々も沢山来てはりました。
東福寺、素晴らしいので京都観光の折には寄られることをお勧めいたします。
今日の織屋の賄いは蕪と鰤を炊いたんでした。昆布たっぷりです。