2019年5月3日放送のBSテレ東の情報番組「日経プラス10」にて、当社・岡本織物の西陣織金襴に関する取り組みが特集として紹介されました。
番組は、西陣織の出荷額推移を示すデータを起点に、産地を取り巻く現状と新たな動きについて構成されており、その中の一例として当社の活動が取り上げられています。
番組内で紹介された内容について
放送では、当社が西陣織金襴を用いて取り組んでいる異分野との協業として、イタリア・フィレンツェのネクタイブランド TIE YOUR TIE、およびブランド D’être との共同制作が紹介されました。
具体的には、西陣織金襴を用いたネクタイやジレ(ベスト)といった製品を通じて、従来とは異なる用途での展開を行っている点が取り上げられています。
西陣織会館での西陣織会館でのきものショーも取材していただきました。
京都の西陣織の出荷額の推移を表すグラフを見ると日本を訪れる外国人観光客が日本の文化などに注目している中でも年々右肩下がりの状況。
こうした状況を打開しようと新しい動きが出始めている。
京都市内にある西陣織の伝統を紹介する西陣織会館は観光客の人気のスポットとなっている。
カナダからの旅行客は「着物ショーでは大きなベルト(帯)など日本の文化が感じられとってもクール」と話す。
創業100年を超える岡本織物では職人3人が手作業で西陣織を織っていてこれまでの常識にとらわれないユニークなデザインの西陣織を作製している。
岡本織物・岡本絵麻・専務取締役デザイナーは「西陣織の伝統的な柄はお寺など用途が決まっている。でもその技術を使って面白い物が織れるのではないかと思った」と話す。
西陣織業界では人材難が深刻で織物製造関連の職人も高齢化し供給が滞っているという。
そこで新たな試みを行っている工房で3Dプリンターを使い西陣織を織るときに欠かせない部品を作製している様子を取材。
西陣織職人・中村了は「デザイナーやソフトウェア開発者に会う機会があり『何も知らない西陣織職人だが織機部品を作る人がいない』といったらそれは面白いという話になった」と話す。
一方東京・銀座の大手百貨店の店内の紳士服売り場に西陣織のデザイナー岡本絵麻の姿があった。
百貨店とコラボした期間限定のイベントで「タイユアタイ×岡本織物・セッテピエゲ(7つ折り)ネクタイ」などをアピールしていた。
三越伊勢丹銀座紳士営業部バイヤー・田中慎吾は「モノづくりの背景や品質は間違いない。それだけでは顧客に対する訴求力が足りない。今らしさや現代らしさ時代に合った気分を反映させることで価値の掛け合わせにつながる」と説明。日経プラス10より
まずは出荷額のグラフから始まり、

西陣織会館に居られたカナダからの男性は「大きなベルト(=帯)」について興味深く思われたようです。



西陣織は既存の需要に依存しすぎという問題提起もされました。

弊社での取材の様子です。私たちは当社の技術を使って新しくて面白い物を織る事が可能だと日々考えています。


製織現場および関連する取り組み
番組内では、当社の工房での製織の様子も取材され、手作業による西陣織金襴の製作工程が紹介されました。
また、西陣織の製作に欠かせない道具類の確保が課題となっている現状についても触れられ、その対応例として、3Dプリンターを活用した織機部品の制作に取り組む西陣織職人・中村了氏の工房での様子が放送されました。
中村亨氏の工房にて。彼はとても器用な方で、当社とは違う視点で西陣織について考えて進んでおられます。



西陣織会館および展示の紹介
番組では、京都市内にある 西陣織会館 における展示や、きものショーの様子も取材されています。
観光客が西陣織に触れる場としての役割や、来場者の反応についても紹介されました。
百貨店での展開について
あわせて、東京・銀座の百貨店における期間限定イベントの様子も取り上げられ、西陣織金襴を用いたネクタイなどの製品が紳士服売場で紹介されている様子が放送されました。
TIE YOUR TIEとのコラボレーションネクタイをご購入のご家族様のご意見。
「西陣織は着物のイメージ。ネクタイになっているのが新しい。」
西陣にはネクタイメーカーが沢山居られるのですが、お客様のご意見として肝に銘じなければいけないな、と当社でも考えています。
日本の中で「西陣」は全く認知されていないと考えたほうがいいと、最近私たちは思っています。
左の三越伊勢丹のバイヤー、田中氏には私たちも非常に勉強させていただいています。



本記事について
本記事は、2019年5月3日放送の「日経プラス10」における当社関連の紹介内容について、事実関係を整理し記録したものです。
