西陣織 正絹 金襴 宝尽くし紋様
「宝尽くし」とうい文様があります。
宝物で紋様が埋め尽くされてるなんて、なんて目出度い。宝尽くし紋様は織物・染・刺繍でもとても可愛いデザインです。着物地や帯地でもよく見かけます。
以下、西陣織 正絹 金襴 宝尽くし紋様がどう「宝尽し」なのかご説明をします。
それはそれは、おめでたい物ばかり集めた柄です。お祝いにぴったりのデザインです。
西陣織 正絹 金襴 宝尽くし紋様 笹紋様
西陣織 正絹 金襴 宝尽くし紋様 笹紋様=笹の葉は常緑であることから、永遠の繁栄や長寿の象徴とされ吉祥紋様です。それと同じで下記の松もおめでたい紋様です。
西陣織 正絹 金襴 宝尽くし紋様 松
西陣金襴宝尽くし紋様 宝巻紋様
西陣織 正絹 金襴 宝尽くし紋様 宝巻紋様=その名の通り。秘術や秘宝のありかを書きとめたありがたく、めでたい巻物の書です。
西陣織 正絹 金襴 宝尽くし紋様 打ち出の小槌紋様
西陣織 正絹 金襴 宝尽くし紋様 打ち出の小槌紋様=有名な所では「一寸法師が鬼からとりあげた何でも願いのかなう小槌」として一寸法師の願いを叶えています。絵本では「打ち出の小槌を一振りすると、金銀小判が、ざっくざく」というきわめてリズミカルな場面が繰り広げられます。
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- 大黒天の持つ小さな槌。おとぎ話の『一寸法師』では、体の大きさを変えたり、宝物を出したりできる。
- 藤子・F・不二雄のSF漫画『ドラえもん』に登場する1.をモデルにした架空の道具。ドラえもんのひみつ道具 (うあ-うと)#うちでの小づちの項目を参照。
- 兵庫県芦屋市の地名。打出小槌町。
——————wikipediaより抜粋
・・・芦屋にそんな目出度い名前の町があるんですね。芦屋あたりも昔から人が行き交う土地だったでしょうから色々な伝承や伝説があるんでしょう。想像が膨らみます。今は、画一的な地名・町並みになってしまっていることが多いので、地図の上などでぼんやりと眺めて歴史やそこに住んでる人たちの人となり、町の風景(あくまでも想像)などを考えているのが楽しいです。
西陣織 正絹 金襴 宝尽くし紋様 巾着紋様
西陣織 正絹 金襴 宝尽くし紋様 巾着紋様=絹、錦で作られた色々な宝や金銀財宝を入れておく袋です。
西陣織 正絹 金襴 宝尽くし紋様 七宝紋様
西陣織 正絹 金襴 宝尽くし紋様 七宝紋様=七宝とは七種類の宝物のこと。無量寿経では「金・銀・瑠璃・玻璃・硨磲(しゃこ)・珊瑚・瑪瑙(めのう)」の7種類の事で法華経の「金・銀・瑪瑙・瑠璃・硨磲(しゃこ)・真珠・玫瑰(まいかい)」の7種のこと。硨磲(しゃこ)とは大きな二枚貝。「ヴィーナス誕生」でヴィーナスが乗ってはります。玫瑰とは薔薇の事です。
西陣織 正絹 金襴 宝尽くし紋様 亀甲七宝紋様
西陣織 正絹 金襴 宝尽くし紋様 亀甲七宝紋様=七宝を更に「鶴は千年、亀は万年」の長生きで有名な亀を意味する「亀甲」と合わせたもの。
西陣織 正絹 金襴 宝尽くし紋様 丁子紋様
西陣織 正絹 金襴 宝尽くし紋様 丁子紋様=丁子といえば、中国の宦官はいつも丁子を口に含んでいたとか。帝近くに使えるので香りに気をつけないといけなかったんですね。薬にもなるし、あまやかでエキゾチックな香りもする。舶来品だからとても貴重で宝の一つだったんでしょう。
西陣織 正絹 金襴 宝尽くし紋様 宝珠紋様
西陣織 正絹 金襴 宝尽くし紋様 宝珠紋様=火の玉ではありません。如意宝珠とも言います。様々な霊験のある宝の珠のことです。サンスクリット語で「チンターマニ」と呼ばれ、チンターとは「思考」、マニは「珠」。「意のままに様々な願いをかなえる宝」という意味です。
西陣織 正絹 金襴 宝尽くし紋様 隠れ蓑紋様 隠れ笠紋様
西陣織 正絹 金襴 宝尽くし紋様 隠れ蓑紋様と 西陣織 正絹 金襴 宝尽くし紋様 隠れ笠はセットです。これを身につけたら、あなたも透明人間。姿を消して思うがままに動き回れます。
宝を詰め込んだ金襴地が西陣織 正絹 金襴 宝尽くし紋様です。
ご興味がありましたら西陣岡本までご連絡ください。