今日は七草粥ですね。年末年始に疲れ気味の胃腸をいたわりましょう。
「せり なずな~ ごぎょう はこべら ほとけのざ すずな すずしろ これぞななくさ」
我が家では晩に七草粥を頂きます。子供にこの歌を歌いながら刻んでもらうのです。
さ、お正月に寄せてもらった(昨日のブログ)青蓮院の飛び地、将軍塚青龍殿。今日のブログは青蓮院門跡にいはったお地蔵さん。本堂の中に金襴はあったのですが撮影禁止でございました。本金っぽかったなあ。
まず神宮道を南に下ると青蓮院門跡が東側に見えてきます。おお。なんと素晴らしいクスノキなのでしょうか。
親鸞聖人お手植えのクスノキと言う伝説もあるそうですが、たぶん実際は100年ほど後の13世紀に青蓮院がこの地に移動してきてからのものらしいです。それにしても13世紀!トトロは?トトロがどこかにいはるはず!木霊も沢山いはります。すごいですね・・・。ご老体。雪は寒くないでしょうか。コケが美しいこと。
そのような青蓮院門跡の北西角にお地蔵さんがいはりました。
手ぬぐいを下着にしてあるかもしれません。松の意匠の手ぬぐい。屋根はふっくら優しい丸屋根。
来た東の方角に面白い像がありました。普通こういうことろにあるのは「牛」が多いのですが、ラクダ?アルパカ?毛刈りをしたばかりの羊?「親鸞聖人得度聖地」という石塔の前に座っているんです。
角を切ったばかりのようです。という事は鹿?
こちらのお寺は創立者は伝教大師最澄(天台宗の開祖)。「門跡」とは皇室等の子弟が入るお寺の事です。現在の門主(住職)も、旧東伏見宮家の東伏見慈晃さん。「親鸞聖人得度聖地」の石塔は1759年に建立されて、1880年に移転してきました。3代門主である慈円(歴史書『愚管抄』を記した。そして当時異端視されていた法然の教義には批判的だったが、弾圧は否定して、法然や親鸞を庇護した)について1181年9歳の時に得度した親鸞の剃髪が奉られているといわれています。
素敵な観音菩薩もいはりました。菩薩さんは優雅なお姿ですが悟りを求めて修行しているはるんですよね・・・。
昨日より、西陣織会館3階資料室にて「記念資料展「琳派400年展」」が開催されています。
西陣をまとめての展示ですので「爪掻き綴の風神雷神」がメインのようですが、金襴部も少々出展しています。17日(土)まで。
今日の織屋の賄いは、昨夜の仕事始め会のすきやきの残りの玉子とじ。残った玉子と野菜のオムレツ。すぐきの漬け物。でございました。