こんにちは。
京都の西陣で伝統工芸士が3人在籍している西陣織屋の岡本織物です。
私どもでは金襴織と言う織物を織っています。
金襴織屋と言う事で市井で使われている金襴地を探しています。
社内には金襴地は沢山あるんですが、完成した最終形態を観る事があまりありませんので「金襴製品を探す」というテーマのブログを書いています。
しかし・・・晴れの日の装飾布である金襴地には中々出会えません。そこで金襴地を使われていることの多いお寺やお地蔵さんなどもご紹介。特にお地蔵さんの面白い事。
今日はアベノハルカスがそびえ立つ阿倍野のすぐお隣、天王寺のお地蔵さん。
堀越町という所です。枝垂れ桜が春には美しそうです。
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旅の宿 葆光荘(ほこうそう)さんの塀沿いのお地蔵さん。うう~ん。塀の色が桧皮葺から変化したところだから葆光荘(ほこうそう)さん・・。ではないかもしれない・・・。葆光荘さんは「いらっしゃいませ」ではなく、「おかえりなさい」の気持ちで待ってくれはるお宿。天王寺駅から徒歩3分。という立地。
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祠はなんだか珍しい。屋根がまっすぐです。お屋根はふんわりカーブを描いていることが多いのでこのようなまっすぐな屋根は珍しいです。
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中のお地蔵さんは初々しいお姿です。地蔵菩薩というよりも修行僧を思い出しました。
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それにしても桧皮葺・・・大変なんですよね。我が家の庭も桧皮葺で苦労しています。綺麗に保ってはるわぁ。
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京都ほどではありませんが大阪もお地蔵さんが多い土地です。天王寺にお寄りの際はアベノハルカスでも遊んで行って下さいませ。展望台に登るのは待ち時間があり大変ですが景色が素晴らしいです。どうぞ、一度お上りください。私は・・・遠くに見えるはずの古墳に興奮しました。古墳ってロマンあります。
今日の西陣の織屋の賄いは「ニギスを焼いたん」と「おナスの油炒め」でした。魚がちょっと黒こげなのは・・・堪忍。
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