新町通中長者町通り お地蔵さん~西陣金襴織屋のお地蔵さん見物

こんにちは。
なんだか朝から雨が降って暖かい京都です。暖かいといっても私はダウンコートを着てますが、近所の小学校の近くを通ると半そで半ズボンのお子達が結構いはりますね。

京都の金襴織屋、岡本織物、今日も織物織っています。
金襴を織り続けて100年以上。

だけれど紺屋の白袴で製品になったものをあまり見たことがありません。何せうちとこは織屋で、織られた物は仕立てられてそのまま神社仏閣に納められます。

うちの布ってどんな所で使われているんやろ?そんな疑問から隙を見つけては金襴を探しています。

我が社の金襴は神社仏閣の荘厳に使われたり、お袈裟になったりします。という事で見にいくべき場所はお寺。しかし、金襴の荘厳はそのお寺の「宝物」ですので滅多に掛かっていません。特にうちとこの金襴は桐箱に納められてしまっている率が高いのでよほどの仏事でないと見られない。ということは仏事には一般人が堂々と入っていける機会も少なく、中々我が社の金襴を見ることは叶わないわけです。そうだ!京都に沢山いはるお地蔵様に金襴のおべべがかかってる!

ということでお地蔵さんウォッチも始めました。
するとお地蔵さんの個性豊かっぷりに、私、射抜かれましてん。

今日は新町通と中長者町通をちょっと東に行ったところのお地蔵さん。

ここで京都の道についてのミニ知識。

新町通

北は玄以通から久世橋通の南までの南北の道。途中京都駅で分断されています。京都府庁の東側で少し太くなり、また細くなり、東本願寺の西側では細い道で通っています。平安京では「町小路」と呼ばれたそうです。500年位前に名前が変わったのではないかと推測されています。祇園祭では山鉾が御池通から下がって自分の鉾町に帰ってく巡行の道筋になっているため御池より下は新町をまたぐような電線が上には無いそうです。

中長者町通

上京区を走る東西の通りです。中長者町通の南には下長者町通、北には上長者町通が通っていて私は3長者町通と勝手に呼んでいます。

さてさて、そういう道の近くにあるお地蔵さんです。祠の暗さに対して土台が明るくて水玉模様チックで可愛いです。

新町通中長者町通り お地蔵さん
新町通中長者町通り お地蔵さん
新町通中長者町通り お地蔵さん
新町通中長者町通り お地蔵さん

祠の横はすかすかでお地蔵さんを横から拝見できました。結構薄いです。後ろにも控えている雰囲気ですね。

新町通中長者町通り お地蔵さん
新町通中長者町通り お地蔵さん

祠の土台がこの写真ではわかりずらいのですがどうやらプラスティックの蓮のようなもの(蓮台といいます)かな?いや・・・いくら祠が木だといってもプラスティックでは重さに耐えられるのか?しばし観察した後、「よくわからん」という結果になりました。

新町通中長者町通り お地蔵さん
新町通中長者町通り お地蔵さん

お地蔵さんもお化粧して無いとお顔なのかよくわからないんですよね・・・。だけれど何らかの由来があってここの町内にお地蔵さんとしていはるんでしょうし、由来を知りたい物です。京都の中のお地蔵さんは「敷地を掘っていたら「地蔵さん」が出てきたからきれいにして安置している」という由来が結構あるんですよね・・・。由来書きを片隅にでも書いておいていただけたらお地蔵さんウォッチがより楽しくなりそうです。

新町通中長者町通り お地蔵さん
新町通中長者町通り お地蔵さん

今日も岡本織物のお地蔵さんウォッチのブログを呼んでいただけて非常に嬉しいです。ありがとうございました。

さて、ここでお知らせを。

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ただ今残っている物は下の画像の6点です。

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