丹後 木津のお地蔵さん~西陣金襴織屋のお地蔵さん見物

こんにちは。
昨日は昭和の日でした。いきなり夏のような気温で体調を崩さはった方もいらっしゃるのでは?先日まで寒かったのに・・・。

今日の織屋のお地蔵さん見物は京都府の北側、日本海側の京丹後市、丹後の木津のお地蔵さんでございます。

おっと。へびを発見。山楝蛇(やまかがし)?リンク先の写真と比べてもちょっと朱色が少ないですね・・・。Japanese Snakesさん。アオダイショウでもなさそうだし、やはり山楝蛇かしら?だとしたら・・・毒蛇でしたね・・・。猛毒らしい・・・。触らなくて良かったです。

北海道と沖縄を除く日本全国に棲息しています。全長は70~150cm。褐色の地に赤色と黒色の斑紋が交互に並んでいます。ただし、体色は固体によってまた地域によって変異が激しく、斑紋がないものや、濃紫色の個体、全身が真っ黒な個体(黒化型)など多様なため、識別には注意が必要です。–ヤマカガシのすべて!ヤマカガシの毒性と生態 ナマ情報さんより

丹後 木津のお地蔵さん丹後 木津のお地蔵さん
丹後 木津のお地蔵さん

そんな蛇のいたところのすぐそばにお地蔵さんがいはりました。六地蔵。なんだかものすごくほのぼのしてはります。

丹後 木津のお地蔵さん
丹後 木津のお地蔵さん

六地蔵とは地獄道(檀陀(だんだ)地蔵or金剛願地蔵)、餓鬼道(宝珠地蔵or金剛宝地蔵)、畜生道(宝印地蔵or金剛悲地蔵)修羅道(金剛幢地蔵or持地地蔵)、人道(除蓋障(じょがいしょう)地蔵or放光王地蔵)、天道(預天賀地蔵or日光地蔵)の六道の事らしいです。地蔵菩薩の足の下には餓鬼界(地獄につづいて苦しみの多い世界で何をしても満足できないもの達が堕ちるところ)への入口があるそうです。色々あって地獄にいる者たちは水を飲めないのですが、地蔵菩薩を通した水だけは口にする事が出来るそう。そこで人々は地下深くで苦しむものへの供養として地蔵菩薩に水をかけてあげるそうです。これはお墓に水をかけるのと関係ありそうですね。そのような供養を「施餓鬼法要」として行うようです。京都では今でも「施餓鬼」という風習がありますえ。盂蘭盆会です。よう「おせがき」と言ってはります。

お精霊迎え 千本閻魔堂 卒塔婆流し
お精霊迎え 千本閻魔堂 卒塔婆流し

千本閻魔堂ではお盆前のお精霊迎えの時にお地蔵さんにお水をかけてあげます。

この可愛らしいお地蔵さん達の足元にもそのような恐ろしげな何かがあるのかも・・・。

丹後 木津のお地蔵さん
丹後 木津のお地蔵さん

今日の織屋の賄いは、焼き鮭、卵豆腐、ミニトマトのちょっとピクルスでございました。

焼き鮭、卵豆腐、ミニトマトのちょっとピクルス
焼き鮭、卵豆腐、ミニトマトのちょっとピクルス

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