こんにちは。
来週は4月です。今日は3月26日。私らにはなんの変化もありませんが、転勤なさる方、就職、就学、など人生における大事な春を迎える方も多いと思います。どうぞ、皆様、健やかに楽しい春をお過ごしになられるよう京都の片隅から祈っております。
京都は西陣の金襴織屋の岡本織物のブログへおいでやす。
我が社は金襴織屋なのですが、金襴は一体どういうところに使われているのか?という興味からお寺やお坊さんを探しています。金襴はお寺の宝物になるものなので普段は中々使われていません。ああ、金襴織屋の紺屋の白袴です。うちの社内以外で金襴を見ることは適わないのだろうか・・・。しかし、社内には仕立てられた金襴製品はあんまり無いのです。布の状態ばかり。仕立てられたものを見たい!
そうだ!お地蔵さんのおべべとして金襴が使われている事があるじゃないか!
ということで私のお地蔵さんウォッチングが始まりました。
始めてみますとお地蔵さんの個性豊かな事。
京都市内には、道のいたるところにお地蔵さんがいはります。町内町内で可愛がられているお地蔵さんがたくさんいはるのです。素晴らしい事ですね。
そのようなお地蔵さんを可能な限り訪ね歩き、私のブログにまとめてあります。
よろしかったらご覧ください。https://okamotoorimono.com/category/jizo/
さ、普段は京都のお地蔵様ばかり拝見していますが今日も昨日の大阪キタ野崎町に続き大阪の京町堀一丁目。建物の中にめり込みタイプで。「宝珠地蔵尊 」
お地蔵さんも調べたら中々奥が深いんです。暗い話もはらんでいます。しかし、今日は軽く。
お社の下の部分↑
味のある字の提灯。
おなじみ「卍(まんじ」卍は吉祥の印です。新石器時代のインドの遺跡からも発見されているとても古い印です。日本では主に仏教寺院を示す印として地図でも使われています。
金襴発見。小菱地紋の菊桐と蓮唐草の2種が戸帳として使われています。
宝珠ですので左手には宝珠、右手には錫杖を持ってはります。どういう由来でこちらにお住まいなのでしょうか。
大阪も京都ほどではないにしろお地蔵さんいはりますね。地蔵盆もあるのかしら?