あれは・・・山茶花の綺麗な季節でございました。
私、西陣の織り屋、岡本織物株式会社は東京に出張に行きまして。どうせ、東京に行ったのなら色々みなくちゃ!しかも朝も早いので神社仏閣かお庭位しか開いてない・・・という事で浜離宮恩賜庭園に寄りました。
最寄の駅は都営地下鉄では築地市場駅、汐留駅、新橋駅、JRは山手線の浜松町駅でなんと水上バスでいくという選択肢もあるようで東京水辺ライン、東京都観光汽船 浜離宮発着場という駅があります。純粋に遊びやったら船に乗って浅草に行きたかった・・・。
私は昨日のブログにUPさせてもらった増上寺から歩いてまいりました。
こちらは江戸時代に庭園として造成されたお庭。元々は甲府藩の下屋敷だったのが何があったのか将軍家の別邸浜御殿になり、その後宮内省管理の離宮になり東京都に下賜され都立公園として開園した場所。
雨の山茶花の美しいこと!
浜離宮に入り、江戸湾をちょいと眺め「ほお。この角度から築地市場を見たのは初めてや。築地も移動するのお」などと考えながら歩いておりましたら神社発見です。
国指定特別史跡特別名勝、となっております。
前身となる社殿が明治27年(1894年)6月20日に東京湾を震源とする地震で倒壊したため、翌年に当時の宮内省内匠寮の手によって、離宮内にあった数社をまとめ、稲生神社を再建しました。それ故、各所に他の社で使用されていた古材が使用されています。本殿内にある宮殿は江戸期のものであり、大変
丁寧な仕事がされている。大正12年(1923年)関東大震災では倒壊は免れましたが大きく傾き、昭和6年(1931年)になって大修理が行われています。戦後は十分な管理が行われないまま、朽ち果てる寸前であったものを平成17年から1年10ヶ月かけて全解体し復元した。今回工事では、礎石を撤去し地盤の発掘調査も行った。創健時には有った濡れ縁を復元するなど、明治29年当時の形に戻すことを心掛け、補強・復元を行っている。
〔参考:「郷 建設株式会社 HP」より〕
創建時期は明らかではないけれど江戸時代の絵図で現在の場所より西に稲荷神社が描かれているそうです。庭園内に古くからお稲荷さんが祀られていたんですね。皆信心深い時代ですから・・・。
三つ巴の水盤?
今現在この旧稲生神社さんが見ている景色はこのような景色。THE汐留。すごいけれど私はこの土の上を歩いた方が心落ち着きます。
今も昔もにゃんこちゃんは可愛かったのでしょう。浜離宮の橋の上での猫ちゃん。
下のものすごい松は「三百年の松」と呼ばれていて宝永6年(1709年)に六代将軍徳川家室がこの庭を大改修した時に植えた松と伝えられています。都内では最大級の黒松。すごいですね。何本もあるわけではないんです。一本ですから!
思わずいろいろな角度から撮影しました。
都内にお住み、ご通勤の方、コンクリートジャングルトキオにも心休まる場所は結構あります。たまには心休めてくださいませ。
西陣の西陣織屋で金襴を日々織っています岡本織物、身近に金襴製品を、という思いで「テーブルランナー」を作りました。どうぞご覧下さい。
クラッチバッグ等も作っております。弊社の金襴地をこのように使えます。
素敵な香りと本金のきらめきを胸元や袂、ポケットに潜ませてと言う思いで作りました。匂い袋でございます。
今日の織り屋の賄いは今日も昨日に引き続きスープ。スープ餃子でございました。