こんにちは。岡本織物です。
日々、金襴地を探してさまよっております。残念ながら中々みつかりません。お寺関係にはちょこちょこあるのですが、神社系には使われていません。しかし、探し出すと金襴探しと言う目的を除いても、とても面白い。そのたたずまい、十人十色です。
今日ご紹介するのは新町通仏光寺下るにある「木乃婦」さんという京料理のお店のお社。お社は神道系ですので残念ながら金襴地は見えませんでした。でも双子のお社が可愛いです。木乃婦さんは町家ではありませんが町家風の造りにしてはります。玄関というか「門(かど)」というか通庭というか、「入り口」を入っていったらいはります。
お屋根が立派です。素人の想像ですが「神明系ですが屋根の形は大社造り」・・・?向きは神明なのですが屋根のとんがりかたが大社造りっぽいです。お解りの方いらっしゃったら是非ご教授ください。
榊も青々としていいですね。料理屋さんですから生きのよさが売りでございます。
商売繁盛、お客様の無事を祈ってのしつらえもばっちり。瓶子(へいし)もぴかぴか。
こんな京都らしい庭を通ってお社を見に行きました。打ち水が京都らしさをUPしています。
和食が「伝統的な食文化ユネスコ無形文化遺産」に認定されたのも記憶に新しい。木乃婦さんのご亭主、三代目・高橋拓児氏も伝統を守りつつ新しいことにチャレンジしてはります。商売人として質を守りつつ文化を守る、もしくは変化させていくという事は並大抵のことでは出来ないと思いますので素晴らしいことだと私は思います。