12月3日。
今日は寒いです。
雨の滴が凍ってきらきらと小さな滴の形の氷になっていました。
寒いけれど素敵。
そんな週明けの朝です。
がんばって一週間こなしましょう。
今日は織屋の糸のお話しです。
金襴では柄の部分に刺繍のように出てくる糸が緯糸(よこいと)です。
緯糸は木枠に巻き取ってそれから更に小分け?小巻にします。
そうしないととても織れません。
木枠のままでは縦糸の交差の部分に入りませんしね。
原始機でも板杼に巻きますよね。
自由に織物を織っていた学生時代などはちょこちょこっと指で∞に糸を分けて織ったりしたものです。
しかし効率よく綺麗に織るには管に巻き取るのが一番!
(これはもちろん、うちの手機での話です。世の中には色々な織機がありますので・・・)
先月はこんな面白い企画展示が大阪の民族博物館でありました。
「世界の織機と織物─織って!みて!織りのカラクリ大発見」in 国立民族博物館」
面白かったです。世界各地から収集されてきた色んな織り機があって、「へ~~!」「ほ~~!」と喜んでいました。
さあさあ、話に戻って、「管(くだ)」
左の茶色いのが「竹管(たけくだ)」。
右側のつやつやしているのはプラスティック製です。
緯糸は同じような色でグラデーションにしたりもするので、織前(織る時に座る位置)ではちょっと見分け辛い時があります。
そのような似た色のときは管の色を変えたりして見分けやすくします。
こういう巻き取り機で緯糸を巻いていきます。
ちょっと前まで手巻きの糸車も現役でしたよ~。
祖母ががらがらと回しながら巻いてはりました。
大変だっただろうなあ。
今は使ってません。
どんどん巻いて・・・・
↓ちょっと見えてる毛皮部分は管がくるくると回転しすぎるのを防ぐ為のファーです。
滑り止め。
杼(シャトル)に入れて織ってゆきます。
同じ色はまとめて箱に入れておきましょう。
↑これは本金糸です。
織り前で順番を待つシャトルたち。