中小企業庁と中小機構 万博出展84社を決定
繊研新聞の2025年05月27日号に掲載していただきました。
繊研新聞で紹介された西陣岡本の挑戦、伝統と革新を融合した新しい西陣織金襴の可能性についてお伝えします。
中小企業庁と中小企業基盤整備機構(中小機構)は10月3日から7日に出展する大阪・関西万博に参加する中小企業84社を決定。
「中小企業の強みを生かして社会課題解決に挑戦し、未来社会へ進んでいく姿」をテーマとし、繊維・ファッション企業を含め、各地域の中小企業が未来思考の製品やサービス、技術などを体験型展示で披露する。
地域の支援機関による推薦や応募した企業の中から外部有識者による選定委員会を経て、参加企業が決定した。
中小企業84社が選ばれた中で、西陣岡本(岡本織物)はインテリア商材(西陣織金襴を使った高級タペストリー)で出展予定です。
地域の特色や革新技術を活かした84社の展示の中でも、岡本織物は現代的なデザインと伝統技術を融合した西陣織金襴のタペストリーを出展、若手マンガクリエイターユニット「ぐらにゅーとー」とのコラボレーションの西陣織金襴全正絹順引き模様引箔のタペストリーを展示予定としております。
二人ともまだ大学生という若い「ぐらにゅーとー」。彼らが描いた躍動感あるマンガアートを、西陣織の伝統的な技術で布地に織り上げることで、新たな価値を創造します。このコラボレーションによるタペストリーは、西陣織金襴の現代的アプローチを試すもので、伝統技術の新しい魅力を世界に伝えることを目指しています。ただいま一生懸命制作中です。
大阪関西万博の展示では職人たちの姿もご覧いただけたらと思い、準備を進めています。弊社の製品である一枚の布地だけの展示にはしません。このタペストリーには、西陣に住む多くの熟練職人がそれぞれの専門技術を活かして合わさり、それを西陣織へと織り上げます。この製造工程を間近で見ていただける展示になります。
万博の会場で、西陣岡本が提案する伝統と革新が融合した西陣織金襴の魅力を、ぜひともご体感ください。展示期間中にしか味わえない特別な体験をお届けします。
展示の詳細が決まりましたらまたお知らせいたしますのでお待ちください。