こんにちは。秋らしい日が続いております京都西陣よりお届けいたします。
今日はみんなの永遠のマスコット、「クマのプーさん」が発売された日だそうです。作者はアラン・アレクサンダー・ミルンさん。ロンドン生まれのスコットランド人。日本では大正15年、1926年の事です。アメリカ版の初版本は、サザビーズで競売に掛けられる貴重品♡今でも色あせない可愛さですよね~。
今日の西陣の金襴織屋はまたまた天王寺のお寺見物です。
勝鬘院愛染堂(しょうまんいん あいぜんどう)。ご本尊が愛染明王。和宗の寺院で山号は荒陵山。
こちらの愛染堂さんも聖徳太子に由来があるそうです。昔聖徳太子が薬を作り(薬草栽培)民衆に施す施設を作ったみたい。庶民救済施設として解説されて今に至ります。
門を潜ってすぐに赤いお堂があります。こちらにおわすのは「大力金剛尊」。こちらの金剛損は「清王朝」のもので大正時代に天王寺出身で活躍した横綱「大錦」が満州巡業の時に自分の守護神として気に入って中国から持ち帰られたそうです。大阪国技館にいはりましたが昭和25年にこちらに移設。
スポーツ、勝負事には霊験あらたかだそうです。
薄布が掛かって神秘的なお姿になっています。金襴発見です。
朱地の菊華紋紋様。
金襴を生業としていますとこちらの紋様はテッパンです。安定して美しい。
みんな菊紋様ですが少しづつ違うのがお分かりでしょうか?
こちらは白茶のさくら紋様
さ、目を正面に戻して愛染堂の本堂。昔はこのような風光明媚なところだったよう。画像はこちらから。
こちらの本堂にご本尊の愛染明王が奉安されています。中は撮影禁止でしたので画像がありません。
有名な小説「愛染かつら」の作者である小説家の川口松太郎さんがこの近くに住んでいたこともありモデルとなった縁結びの霊木が境内にあります。この木の前で愛を誓った男女には、幸せな結末が訪れるという伝説があるそうです。
6月30日~7月2日に「愛染祭り」が行われます。このお祭りは、大阪三大夏祭り(住吉さん、天神さん)の1つとして、大阪の風物詩。
愛染まつりは大阪市の指定民俗文化財に指定されているんですよ。毎年可愛らしい12名の愛染娘さん、6名の愛染女組さんが選ばれます。宝恵かごパレードがあるそうですよ~。楽しそうですね!
西陣の西陣織屋で金襴を日々織っています岡本織物、身近に金襴製品を、という思いで「テーブルランナー」を作りました。どうぞご覧下さい。
クラッチバッグ等も作っております。弊社の金襴地をこのように使えます。
素敵な香りと本金のきらめきを胸元や袂、ポケットに潜ませてと言う思いで作りました。匂い袋でございます。
今日の西陣の織屋の賄いは、豚バラピーマン、もやしのポン酢和え、蕪さんの塩もみでした。